日本のネギ生産量の概要

ネギ(葱)の生産量、日本一は千葉県です。
2位以降の順位とシェア・推移についても、表とグラフで掲載しています。
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※なお、世界の類似ランキングのページもあります。
関連ページ:【世界】ネギ(ニラ含む)の産地・生産量ランキング
最新ランキングと国内シェア
※「最新」の意味について:農林水産省による主要な野菜・果物の統計の確報が公表されるのは「翌年の12月頃」です。そのため、2020年(令和2年)の生産量については、2021年12月頃の更新になります。

・ネギ(葱)生産量の日本一は千葉県で、全国シェアは13.8%です(2019年)。
・生産量1位の千葉県、2位の埼玉県、3位茨城県、4位群馬県の関東4県あわせて、国内生産量の約42%を生産しています。
順位 | 都道府県 | 生産量 | シェア(構成比) |
---|---|---|---|
– | 全国 | 465,300 (t) | – |
1位 | 千葉 | 64,300 (t) | 13.8% |
2位 | 埼玉 | 56,800 (t) | 12.2% |
3位 | 茨城 | 52,300 (t) | 11.2% |
4位 | 群馬 | 21,100 (t) | 4.5% |
5位 | 北海道 | 20,500 (t) | 4.4% |
6位 | 大分 | 16,000 (t) | 3.4% |
7位 | 長野 | 15,900 (t) | 3.4% |
8位 | 秋田 | 13,700 (t) | 2.9% |
9位 | 鳥取 | 13,000 (t) | 2.8% |
10位 | 青森 | 12,300 (t) | 2.6% |
※都道府県名のクリックで、各都道府県の特産物一覧ページを開きます。
1位:千葉県
千葉 | 順位 | 数値 | シェア(構成比) |
---|---|---|---|
生産量 | 1位 | 64,300 (t) | 13.8% |
作付面積 | 2位 | 2,150 (ha) | 9.6% |
・国産ネギの生産量(収穫量)1位の産地、千葉県の年間生産量は64,300 (t)で、全国シェアは13.8%です。
・作付面積は2位で、2,150 (ha)です。
⇒これは千葉県全体の約0.417%を占める広さに相当し、「千葉県の約240分の1はネギ畑」という計算になります。
・県内の主な産地は「柏市、松戸市、山武市、横芝光町、茂原市」などで、松戸市矢切産のネギ「矢切ねぎ」(白ネギ)は、地域団体商標(地域ブランドのようなもの)として登録されています。
・ちなみに、一世帯(単独世帯除く)当たりのネギの年間購入量でも1位です(都道府県庁所在地間での比較)。千葉県は、ネギの名産地であると同時に、有数の消費地でもあります。
2位:埼玉県
埼玉 | 順位 | 数値 | シェア(構成比) |
---|---|---|---|
生産量 | 2位 | 56,800 (t) | 12.2% |
作付面積 | 1位 | 2,390 (ha) | 10.7% |
・国産ネギの生産量(収穫量)2位の産地、埼玉県の年間生産量は56,800 (t)で、全国シェアは12.2%です。
・作付面積は1位で、2,390 (ha)です。
⇒これは埼玉県全体の約0.629%を占める広さに相当し、「埼玉県の約159分の1はネギ畑」という計算になります。この「都道府県面積に対するネギ作付面積の割合」は埼玉県が1位です。
・県内各地でネギの栽培がなされていますが、特に深谷市やその周辺地域で生産される「深谷ねぎ」が有名で、深谷市は日本一のネギの産地としても知られています。
3位:茨城県
茨城 | 順位 | 数値 | シェア(構成比) |
---|---|---|---|
生産量 | 3位 | 52,300 (t) | 11.2% |
作付面積 | 3位 | 2,000 (ha) | 8.9% |
・国産ネギの生産量(収穫量)3位の産地、茨城県の年間生産量は52,300 (t)で、全国シェアは11.2%です。
・作付面積は3位で、2,000 (ha)です。
⇒これは茨城県全体の約0.328%を占める広さに相当し、「茨城県の約305分の1はネギ畑」という計算になります。
・茨城県で生産されるネギは白ネギが主体ですが、城里町の特産品「レッドポワロー」は根元が赤く染まった「赤ネギ」です。
注目:群馬県
群馬 | 順位 | 数値 | シェア(構成比) |
---|---|---|---|
生産量 | 4位 | 21,100 (t) | 4.5% |
作付面積 | 4位 | 1,030 (ha) | 4.6% |
・群馬県のネギの生産量は4位で、全国シェアは4.5%です。
・群馬県のネギといえば、下仁田町の特産「下仁田ねぎ」が有名です。高崎市や藤岡市など県内の各地でも栽培されています。
国内生産量の推移

年次 | 全国 | 千葉 | 埼玉 | 茨城 | 群馬 | 北海道 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2006年 | 491,900 | 67,300 | 59,100 | 46,600 | 26,000 | 28,500 | 264,400 |
2007年 | 494,800 | 68,000 | 61,400 | 46,400 | 24,800 | 29,800 | 264,400 |
2008年 | 510,200 | 69,900 | 62,400 | 50,100 | 24,700 | 30,900 | 272,200 |
2009年 | 508,400 | 69,800 | 65,200 | 50,100 | 24,900 | 29,500 | 268,900 |
2010年 | 477,500 | 67,100 | 61,500 | 45,700 | 22,700 | 27,900 | 252,600 |
2011年 | 485,100 | 68,700 | 60,600 | 46,800 | 21,700 | 27,100 | 260,200 |
2012年 | 480,900 | 68,000 | 59,800 | 46,600 | 20,100 | 27,900 | 258,500 |
2013年 | 477,500 | 66,400 | 63,600 | 48,300 | 20,600 | 24,300 | 254,300 |
2014年 | 483,900 | 67,000 | 63,300 | 48,600 | 20,900 | 25,100 | 259,000 |
2015年 | 474,500 | 67,200 | 60,400 | 47,900 | 20,500 | 24,600 | 253,900 |
2016年 | 464,800 | 65,200 | 59,900 | 48,700 | 20,000 | 22,400 | 248,600 |
2017年 | 458,800 | 60,000 | 57,900 | 51,300 | 20,300 | 23,000 | 246,300 |
2018年 | 452,900 | 62,600 | 55,500 | 49,900 | 19,600 | 19,300 | 246,000 |
2019年 | 465,300 | 64,300 | 56,800 | 52,300 | 21,100 | 20,500 | 250,300 |
・日本のネギ生産量は、ほぼ横ばいですが、わずかに減少傾向にあります。
・茨城県に関しては、ネギの生産量が伸びています。
【参考資料について】
ランキング表やグラフ等(個別に出典または引用表記のあるものを除く)は、農林水産省・水産庁・総務省またはFAO(国際連合食糧農業機関)によるデータを再編集または一部加工し、食品データ館が作成したものです。