日本の小松菜(こまつな)生産量の概要

小松菜(こまつな)の生産量、日本一は茨城県です。
2位以降の順位とシェア・推移についても、表とグラフで掲載しています。
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最新ランキングと国内シェア
※「最新」の意味について:農林水産省による主要な野菜・果物の統計の確報が公表されるのは「翌年の12月頃」です。そのため、2020年(令和2年)の生産量については、2021年12月頃の更新になります。

・小松菜(こまつな)生産量の日本一は茨城県で、全国シェアは17.8%です(2019年)。
・生産量1位の茨城県、2位の埼玉県、3位福岡県の3県あわせて、国内生産量の約41%を生産しています。
順位 | 都道府県 | 生産量 | シェア(構成比) |
---|---|---|---|
– | 全国 | 114,900 (t) | – |
1位 | 茨城 | 20,400 (t) | 17.8% |
2位 | 埼玉 | 14,300 (t) | 12.4% |
3位 | 福岡 | 12,000 (t) | 10.4% |
4位 | 東京 | 8,270 (t) | 7.2% |
5位 | 群馬 | 6,920 (t) | 6.0% |
6位 | 神奈川 | 6,820 (t) | 5.9% |
7位 | 千葉 | 5,590 (t) | 4.9% |
8位 | 大阪 | 3,740 (t) | 3.3% |
9位 | 京都 | 3,410 (t) | 3.0% |
10位 | 北海道 | 2,200 (t) | 1.9% |
※都道府県名のクリックで、各都道府県の特産物一覧ページを開きます。
1位:茨城県
茨城 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 1位 | 20,400 (t) | 17.8% |
作付面積 | 1位 | 1,090 (ha) | 14.9% |
・国産小松菜の生産量(収穫量)1位の産地、茨城県の年間生産量は20,400 (t)で、全国シェアは17.8%です。
・作付面積は1位で、1,090 (ha)です。
⇒これは茨城県全体の約0.179%を占める広さに相当し、「茨城県の約559分の1は小松菜畑」という計算になります。
2位:埼玉県
埼玉 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 2位 | 14,300 (t) | 12.4% |
作付面積 | 2位 | 832 (ha) | 11.4% |
・国産小松菜の生産量(収穫量)2位の産地、埼玉県の年間生産量は14,300 (t)で、全国シェアは12.4%です。
・作付面積は2位で、832 (ha)です。
⇒これは埼玉県全体の約0.219%を占める広さに相当し、「埼玉県の約456分の1は小松菜畑」という計算になります。この「都道府県面積に対する小松菜作付面積の割合」は埼玉県が1位です。
3位:福岡県
福岡 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 3位 | 12,000 (t) | 10.4% |
作付面積 | 3位 | 703 (ha) | 9.6% |
・国産小松菜の生産量(収穫量)3位の産地、福岡県の年間生産量は12,000 (t)で、全国シェアは10.4%です。
・作付面積は3位で、703 (ha)です。
⇒これは福岡県全体の約0.141%を占める広さに相当し、「福岡県の約709分の1は小松菜畑」という計算になります。
4位:東京(小松菜という名前の由来の地)
東京 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 4位 | 8,270 (t) | 7.2% |
作付面積 | 5位 | 457 (ha) | 6.3% |
・東京都の小松菜生産量は8,270 (t)、全国4位です。
・小松菜の名前の由来は江戸川区の「小松川」と言われており、もともとは同地区の特産物でした。現在でも江戸川区は都内最大の小松菜産地が形成されています。
国内生産量の推移

年次 | 全国 | 茨城 | 埼玉 | 福岡 | 東京 | 群馬 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2006年 | 90,800 | 2,440 | 14,400 | 3,160 | 9,410 | 3,390 | 58,000 |
2007年 | 92,700 | 3,050 | 15,200 | 3,270 | 9,090 | 4,100 | 57,990 |
2008年 | 95,000 | 4,100 | 16,300 | 3,940 | 9,010 | 4,100 | 57,550 |
2009年 | 97,800 | 5,080 | 17,200 | 4,500 | 8,750 | 4,190 | 58,080 |
2010年 | 99,100 | 6,250 | 18,300 | 4,950 | 8,580 | 4,780 | 56,240 |
2011年 | 102,300 | 6,270 | 18,700 | 5,700 | 9,040 | 5,230 | 57,360 |
2012年 | 100,500 | 6,750 | 17,500 | 6,860 | 7,790 | 5,790 | 55,810 |
2013年 | 105,200 | 8,360 | 17,500 | 7,740 | 8,380 | 6,670 | 56,550 |
2014年 | 113,200 | 12,100 | 17,700 | 8,710 | 8,600 | 7,210 | 58,880 |
2015年 | 115,400 | 12,200 | 16,900 | 10,200 | 8,600 | 8,290 | 59,210 |
2016年 | 113,600 | 14,100 | 15,700 | 10,800 | 8,600 | 8,140 | 56,260 |
2017年 | 112,100 | 16,400 | 14,500 | 10,700 | 8,330 | 7,550 | 54,620 |
2018年 | 115,600 | 20,000 | 14,700 | 11,700 | 7,860 | 7,310 | 54,030 |
2019年 | 114,900 | 20,400 | 14,300 | 12,000 | 8,270 | 6,920 | 53,010 |
・日本の小松菜生産量は、増加傾向で推移しています。
・全国シェア現1位の茨城県の生産量が、年々増加しています。
・生産量上位の顔ぶれを見ればわかる通り、小松菜と言えば関東の野菜ですが、近年は福岡県の生産量も伸びてきています。
【参考資料について】
ランキング表やグラフ等(個別に出典または引用表記のあるものを除く)は、農林水産省・水産庁・総務省またはFAO(国際連合食糧農業機関)によるデータを再編集または一部加工し、食品データ館が作成したものです。