日本のサツマイモ生産量の概要

サツマイモの生産量、日本一は鹿児島県です。
2位以降の順位とシェア・推移についても、表とグラフで掲載しています。
※目次から任意の項目にジャンプすることもできます。
最新ランキングと国内シェア

・サツマイモ生産量の日本一は鹿児島県で、全国シェアは31.2%です(2020年)。
・生産量1位の鹿児島県、2位の茨城県、3位千葉県の3県あわせて、国内生産量の約71%を生産しています。
順位 | 都道府県 | 生産量 | 全国シェア |
---|---|---|---|
– | 全国 | 687,600(t) | – |
1位 | 鹿児島 | 214,700(t) | 31.2% |
2位 | 茨城 | 182,000(t) | 26.5% |
3位 | 千葉 | 90,200(t) | 13.1% |
4位 | 宮崎 | 69,100(t) | 10.0% |
5位 | 徳島 | 27,100(t) | 3.9% |
6位 | 熊本 | 17,300(t) | 2.5% |
※都道府県名のクリックで、各都道府県の特産物一覧ページを開きます。
1位:鹿児島県
鹿児島 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 1位 | 214,700(t) | 31.2% |
作付面積 | 1位 | 10,900 (ha) | 32.9% |
・国産サツマイモ生産量(収穫量)1位の産地、鹿児島県の年間生産量は214,700(t)で、全国シェアは31.2%です。
⇒鹿児島県(人口約160万人)は、「都道府県民1人当たりのサツマイモ生産量」でも1位にランクしており、1人当たり生産量は約134.02(kg)となっています。
・作付面積は1位で、10,900 (ha)です。
⇒これは鹿児島県全体の約1.186%を占める広さに相当し、「鹿児島県の約84分の1がサツマイモ畑」という計算になります。
⇒この「都道府県面積に対するサツマイモ作付面積の割合」も鹿児島県が1位となっています。
・品種としては、芋焼酎の原料になる「黄金千貫」に加え、でんぶんの原料になる「シロユタカ」の栽培が盛んです。種子島では、特産品の「安納芋」が栽培されており、常に糖度が高いことで知られます。
2位:茨城県
茨城 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 2位 | 182,000(t) | 26.5% |
作付面積 | 2位 | 7,000 (ha) | 21.1% |
・国産サツマイモ生産量(収穫量)2位の産地、茨城県の年間生産量は182,000(t)で、全国シェアは26.5%です。
⇒茨城県(人口約286万人)は、「都道府県民1人当たりのサツマイモ生産量」では3位にランクしており、1人当たり生産量は約63.64(kg)となっています。
・作付面積は2位で、7,000 (ha)です。
⇒これは茨城県全体の約1.148%を占める広さに相当し、「茨城県の約87分の1がサツマイモ畑」という計算になります。
・東日本の代表品種であり甘く焼き芋に向いた「紅あずま」が主な栽培品種で、次いで甘くなめらかな「紅はるか」が栽培されています。
3位:千葉県
千葉 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 3位 | 90,200(t) | 13.1% |
作付面積 | 3位 | 3,940 (ha) | 11.9% |
・国産サツマイモ生産量(収穫量)3位の産地、千葉県の年間生産量は90,200(t)で、全国シェアは13.1%です。
⇒千葉県(人口約626万人)は、「都道府県民1人当たりのサツマイモ生産量」では5位にランクしており、1人当たり生産量は約14.41(kg)となっています。
・作付面積は3位で、3,940 (ha)です。
⇒これは千葉県全体の約0.764%を占める広さに相当し、「千葉県の約131分の1がサツマイモ畑」という計算になります。
・東日本の代表品種であり甘く焼き芋に向いた「紅あずま」が主な栽培品種で、次いで甘くなめらかな「紅はるか」が栽培されています。
国内生産量の推移

年次 | 全国 | 鹿児島 | 茨城 | 千葉 | 宮崎 | 徳島 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2011年 | 885,900 | 350,000 | 165,200 | 115,700 | 72,000 | 25,100 | 157,900 |
2012年 | 875,900 | 320,200 | 180,600 | 118,500 | 78,400 | 27,300 | 150,900 |
2013年 | 942,300 | 374,000 | 180,500 | 110,100 | 93,900 | 27,800 | 156,000 |
2014年 | 886,500 | 336,300 | 173,000 | 108,500 | 94,100 | 27,100 | 147,500 |
2015年 | 814,200 | 295,100 | 165,500 | 105,200 | 85,000 | 26,200 | 137,200 |
2016年 | 860,700 | 322,800 | 172,000 | 103,500 | 92,300 | 28,600 | 141,500 |
2017年 | 807,100 | 282,000 | 174,900 | 101,200 | 90,000 | 30,300 | 128,700 |
2018年 | 796,500 | 278,300 | 173,600 | 99,800 | 90,300 | 28,000 | 126,500 |
2019年 | 748,700 | 261,000 | 168,100 | 93,700 | 80,600 | 27,300 | 118,000 |
2020年 | 687,600 | 214,700 | 182,000 | 90,200 | 69,100 | 27,100 | 104,500 |
・日本のサツマイモ生産量は、やや減少傾向で推移しています。
【参考資料について】
ランキング表やグラフ等(個別に出典または引用表記のあるものを除く)は、農林水産省・水産庁・総務省またはFAO(国際連合食糧農業機関)によるデータを再編集または一部加工し、食品データ館が作成したものです。