このページについて
上級食品表示診断士のヤマケンと申します。
このページでは、「添加物の用途名併記」を、次のゴロ(語呂合わせ)で覚えられます。
「地下はほぼ秘蔵さ(上げ底)」
ゴロだけで全て覚えきるというよりは、基本的には正攻法(暗記)で覚えつつ、思い出せない時のためのガイド(保険)としてゴロを使うと効果的だと思います。
※資格試験等の学習用を想定したページです(食品表示検定など)。
※実際に表示を作成する段階においては、記憶や語呂に頼らず法令や通知の原文にあたってください。
「添加物の用途名併記」の概要
※真面目な内容の概要です。「ゴロ」だけ知りたい方は飛ばして下さい。
食品表示基準第3条に、「別表第六の上欄に掲げるものとして使用される添加物を含む食品にあっては当該添加物の物質名及び同表の下欄に掲げる用途の表示」をすることが規定されています。
添加物の用途自体は他にも色々とありますが、このページのゴロの対象は、この「別表第六」に掲げられた用途のことです。
「保存料(ソルビン酸)」、「酸化防止剤(二酸化硫黄)」のように、「物質名に用途名を併記する表示方法」が必要な用途のことですね。
「添加物の用途名併記」の覚え方(ゴロ)
語呂合わせ①:「地下はほぼ秘蔵さ」
用途 | 使用 文字 | ゴロ |
---|---|---|
着色料 | ち | 地 |
甘味料 | か | 下 |
発色剤 | は | は |
保存料 | ほ | ほ |
防かび剤又は防ばい剤 | ぼ | ぼ |
漂白剤 | ひ | 秘 |
増粘剤、安定剤、ゲル化剤又は糊料 | ぞう | 蔵 |
酸化防止剤 | さ | さ |
「添加物の用途名併記」の覚え方
:「地下はほぼ秘蔵さ」
- 「濁音」は「濁音」のまま使っています。(ぼうかび、ぞうねん)
- 増粘の「ぞう」のみ先頭から2文字、他は先頭の1文字のみを使用しています。
「秘蔵の品々で埋まっている地下室」みたいなイメージで覚えられるかと思います。
語呂合わせ②:上げ底
上の表ですが、用途のうち「増粘剤、安定剤、ゲル化剤又は糊料」の部分がまだ覚えづらいと思いますので、ついでにゴロで覚えてしまいましょう。
用途 | 読み | ゴロ |
---|---|---|
安定剤 | あんていざい | あ |
ゲル化剤 | ゲルかざい | げ |
増粘剤 | ぞうねんざい | ぞ |
糊料 | こりょう | こ |
「増粘剤、安定剤、ゲル化剤又は糊料」の部分の覚え方
:上げ底
「語呂合わせ①の地下室が上げ底」になっているイメージで覚えられるかと思います。
どんな問題が出る?(食品表示検定)
添加物の用途名併記について、どんな問題が出るかを知っておくと、闇雲に覚えるよりは暗記が捗ると思いますので、少しだけ紹介していきます。
食品表示検定の問題を例としています。他の試験(管理栄養士や食生活アドバイザー等?)の受験生の方は、読み飛ばすか、もし興味があれば次のページを見てみて下さい。
【関連ページ】食品表示検定とは?|合格者目線・メーカー目線で解説
食品表示検定の公式サイトに、試験問題の一部が掲載されています(初級・中級は過去問からの抜粋、上級は問題例)。
※以下はその抜粋で、フリマアプリ等で入手したものではありません。
出典:食品表示検定 公式ホームページ>食品表示検定について>試験問題例>食品表示検定 中級 試験問題例 (第16回試験問題より抜粋)
https://www.shokuhyoji.jp/about/example/
出典:食品表示検定 公式ホームページ>食品表示検定について>試験問題例>食品表示検定 初級 試験問題例 (第19回試験問題より抜粋)
https://www.shokuhyoji.jp/about/example/
見て分かるように、初級試験レベルから、用途名併記について覚えておく必要がある問題が出題されています。
また、「上級試験の表示作成問題」でも、用途名併記の知識は必須です。添加物と使用目的が提示され、そこから表示を作る際に、その添加物をどのように表示するのか、自ら考えることになるからです。
まとめ
「添加物の用途名併記」は、
「地下はほぼ秘蔵さ(上げ底)」
と、「地下室が上げ底になっていて、秘蔵の品々で埋まっている感じ」のイメージで覚えてもらえたらと思います。
ゴロだけで全て覚えきるというよりは、基本的には正攻法(暗記)で覚えつつ、思い出せない時のためのガイド(保険)としてゴロを使うと効果的だと思います。
他にも食品表示に関するオリジナル語呂合わせシリーズがありますので、興味があれば見ていってください。
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