【食品表示レビュー】爽健美茶(コカ・コーラカスタマーマーケティング)

※筆者および本サイトは、商品のメーカーとは一切関係がありません。最新の情報は、実物の表示やメーカー公式サイト等をご確認ください。

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爽健美茶の食品表示

「爽健美茶」のアイキャッチ

食品の表示に関わる仕事をしているヤマケンと申します。(上級食品表示診断士)

今回は、コカ・コーラカスタマーマーケティング株式会社さんの「爽健美茶」の食品表示を見ていきたいと思います。

食品表示、つまり「食品のパッケージに書いてあること」のレビューになります。

目次のクリックやタップでその項目までジャンプできますので、興味のある項目だけでも読んでもらえたらと思います。※モバイル表示の場合、サイドバー内にあります。

表示確認日:2020年10月16日

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カロリー・栄養成分表示

「爽健美茶」の栄養成分表示
栄養成分表示100ml当たり1本(600ml)当たり
エネルギー0kcal約0kcal
たんぱく質0g約0g
脂質0g約0g
炭水化物0g約0g
食塩相当量0.02g約0.12g
実際の表示当サイト計算

・「爽健美茶」のカロリーは、100ml当たり0kcalです。
1本(600ml)当たりに換算したカロリーは、約0kcalになります。

・「爽健美茶」の塩分(食塩相当量)は、100ml当たり0.02gです。
1本(600ml)当たりに換算した塩分は、約0.12gになります。

※なお、「エネルギーは0kcal、たんぱく質・脂質・炭水化物は0g」の表示ですが、「エネルギーは100mlあたり5kcal未満、たんぱく質・脂質・炭水化物は100mlあたり0.5g未満」であればゼロ表示が可能ですので、ごく微量含まれている可能性はあります。


成分表示100ml当たり1本(600ml)当たり
カフェイン0mg約0mg
実際の表示当サイト計算

カフェインについては、「食品表示基準に定められていない成分」ですので、栄養成分表示の枠外に記載することとされています。爽健美茶では、枠外記載の代わりに「スラッシュ」で区分して表示しているようです。

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一括表示(別記様式)

「爽健美茶」の食品表示(別記様式/一括表示)
品名爽健美茶(清涼飲料水)
原材料名ハトムギ、玄米(発芽玄米2%)、
大麦(もち麦0.4%)、どくだみ、
はぶ茶、チコリー、月見草、
ナンバンキビ、オオムギ若葉、
明日葉、杜仲葉、ヨモギ、
キヌア、えごま、亜麻仁、
ルイボス/ ビタミンC
内容量600ml
賞味期限キャップに記載
保存方法高温・直射日光をさけてください
販売者コカ・コーラカスタマーマーケティング(株)
東京都港区六本木6-2-31
●賞味期限右は製造所固有記号
>>Amazonで探す>>楽天市場で探す>>Yahoo!ショッピングで探す

※各サイトの検索結果画面を開きます。

原材料/添加物

原材料

「爽健美茶」の原材料は・・・

原材料:ハトムギ、玄米(発芽玄米2%)、大麦(もち麦0.4%)、どくだみ、はぶ茶、チコリー、月見草、ナンバンキビ、オオムギ若葉、明日葉、杜仲葉、ヨモギ、キヌア、えごま、亜麻仁、ルイボス

です。

※原材料名欄の「/(スラッシュ)」の前までが原材料で、使用量の多い順に並んでいます。

添加物

「爽健美茶」の添加物は・・・

添加物:ビタミンC

です。

※原材料名欄の「/(スラッシュ)」以降が添加物です。

アレルギー物質(アレルゲン)

特定原材料(義務表示7品目)

 小麦   卵   乳成分  落花生  そば  えび  かに 

・「爽健美茶」には、含まれていた場合に表示の義務がある「特定原材料」の「乳成分・卵・小麦・落花生・えび・かに」は含まれていません

特定原材料に準ずるもの(推奨表示21品目)

アーモンド あわび いか いくら オレンジカシューナッツキウイフルーツ
牛肉くるみごまさけさば大豆鶏肉
バナナ豚肉まつたけももやまいもりんごゼラチン
※2019年9月より、推奨表示品目にアーモンドが追加されています。
※クルミは将来的に義務表示品目に格上げされる方向で話が進んでいるようです。

・「爽健美茶」には、「特定原材料に準ずるもの」は含まれていません

・枠外の自主的な表示で、特定原材料等の対象が「28品目」と記載されています。義務7品目+推奨21品目であれば合計28品目になりますので、2019年9月より推奨表示品目に追加されたアーモンドに関する表示について、既に対応したパッケージです。

「爽健美茶」のアレルゲンを含まない旨

産地表示・製造工場など

原産国

・「爽健美茶」の原産国(製品を製造した国)は「日本」です。

※輸入品の場合には原産国が表示されています(基本的には保存方法の次の位置に挿入されます)。逆に言えば、原産国の表示のない商品の原産国は日本ということになります。

※ただし、ものすごく小さい商品(表示可能面積が約30cm2以下)の場合は、原産国名の省略が認められていますので、輸入品であっても原産国が表示されない場合もあります。これは、ごく僅かな限られたスペースの中に、アレルギーや賞味期限といった安全性に関わる項目を優先的に表示させるためです。

原料原産地

※原料原産地は、使用している原料の産地のことで、製品自体の産地を示す原産国とは意味が異なります。

・「爽健美茶」には、今のところ原料原産地は表示されていません

加工食品は、「最も使用量の多い原材料」の原産地(または製造地)の表示が義務づけられています(完全義務化は2022年4月の製造分から)。

それまで商品の販売が続いていれば、改版(パッケージの一部を変更すること)して表示されることになると思います。

「爽健美茶」の場合、「ハトムギ」が主原料に該当します。

販売者や製造工場について

・「爽健美茶」の販売者は「コカ・コーラカスタマーマーケティング株式会社」さんです。

・「爽健美茶」の製造所(製造工場)は「製造所固有記号」で表示されています。

「爽健美茶」の賞味期限と製造所固有記号

製造所固有記号は、表示責任者に応答の義務があるほか、消費者庁のサイトから検索することも可能です。

製造所固有記号は、同一製品を複数箇所で製造する商品に限って使用が認められています。

ですので、商品のロットによって異なる場所で製造(または充填)していると考えられますが、今回入手した商品の記号は「+E」で、製造者は「コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社 」さんでした。

他社に製造委託しているパターンではなく、グループ内で製造と販売で会社の役割が分かれているパターンのようですね。

製造所固有記号というと分かりにくいとの批判も一部ありますが、複数工場で袋や箱をシェアできる仕組みでロスが出にくくなります。食品表示関連の法令は改訂が激しく、パッケージの内容を変更せざるを得ない状況が頻繁に発生しますので、資源の有効活用・ゴミ削減の観点からも、製造所固有記号の仕組みは悪いものではないと筆者は思っています。

製造所の住所は、「神奈川県海老名市上河内33」でした。「海老名工場」で作られたロットのようです。

なお、製造所固有記号は、国や都道府県から割り当てられるものではなく、どのような記号にするかを事業者が好きに決めることができます(ただし、使用可能な文字種は決まっています)。

コカ・コーラさんにしか分かりませんが、「E」というのは、もしかしたら海老名(Ebina)の「E」かもしれないですね。

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※各サイトの検索結果画面を開きます。

あとがき

今回の「爽健美茶」は、ウエルシア薬局で購入しました。

「爽健美茶」は、1993年に発売されたロングセラー商品で、「爽やかさ、健やかさ、美しさをもたらしてくれる無糖茶」というコンセプトで、確固たるブランドを築いています。

ここまで食品表示について散々語ってきたわけですが、コカ・コーラさん含めた飲料メーカーでは、シュリンクフィルムを無くして「ラベルレス」化した商品が話題ですね。

ここまでレビューしてきたような食品表示が、ボトルではなく外装の「段ボール箱」に表示されている商品で、プラスチックゴミ低減の観点から注目されています。

詳しくはこちらのページで解説しています。
関連ページ:【食品表示の解説】ラベルレス 爽健美茶(コカ・コーラ)

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

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