【食品表示レビュー】プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用（湖池屋）

まえがき

上級食品表示診断士のヤマケンと言います。

今回は、株式会社湖池屋さんの「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」の食品表示を見ていきたいと思います。

表示確認日：2020年07月01日

※筆者および本サイトは、商品のメーカーとは一切関係がありません。最新の情報は、実物の表示やメーカー公式サイト等をご確認ください。

「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」のカロリー・栄養成分表示

・「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」のカロリーは、1袋60g当たり331kcalです。
・100g当たりに換算すると約552kcalになります。

・「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」の塩分（食塩相当量）は、1袋60g当たり0.04～0.13gです。
・100g当たりに換算すると約0.07～0.22gになります。

※食塩相当量は、食品中のナトリウム（Na）を2.54倍して食塩（NaCl）に相当する量に換算した数字です。単位が「mg（ナトリウム）⇒g（食塩相当量）」となるため、計算上は2.54/1000倍になります。

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「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」の一括表示（別記様式）

「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」の原材料・添加物

「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」の原材料

原材料：馬鈴薯（日本：遺伝子組換えでない）、植物油、香味油、デキストリン、ぶどう糖、酵母エキスパウダー、たんぱく加水分解物（大豆を含む）、昆布

「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」の添加物

「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」には、添加物は使用されていません。

※添加物が使用されている場合、原材料名欄に「／（スラッシュ）」で区分されて表示されたり、添加物欄が設けられたりして、表示されます。
※一般論として、添加物表示がなくても、「キャリーオーバーや加工助剤、栄養強化」といった目的で、ごく微量使われている場合はあります。

「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」のアレルゲン（特定原材料等）

特定原材料（義務表示７品目）

・「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」には、含まれていた場合に表示の義務がある「特定原材料」の「乳成分・卵・小麦・落花生・えび・かに」は含まれていません。

特定原材料に準ずるもの（推奨表示２１品目）

・「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」には、「特定原材料に準ずるもの」として「大豆」が含まれています。

・枠外の自主的な表示で、アレルゲンが「28品目対象」と記載されています。義務7品目＋推奨21品目であれば合計28品目になりますので、2019年9月より推奨表示品目に追加されたアーモンドに関する表示について、既に対応済みのパッケージです。

コンタミネーションに関する表示

●製造工場では特定原材料中、卵・乳・小麦・えび・かにを含む製品を生産しています。

※コンタミネーション表示で示される品目は、その製品の原材料のなかに含まれる品目ではなく、同じ製造ラインや同じ漁場などに含まれる品目です。意図しない混入が起こる危険性がある場合は、注意喚起として表示することが望ましいとされているため、設備の状態やメーカーの考え方によって表示している場合があります。

「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」の産地（原産国、原料原産地、販売者、製造者等）

「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」の原産国

・「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」の原産国（製品を製造した国）は「日本」です。

※輸入品の場合には原産国が表示されています（基本的には保存方法の次の位置に挿入されます）。逆に言えば、原産国の表示のない商品の原産国は日本ということになります。

※ただし、ものすごく小さい商品（表示可能面積が約30cm_²以下）の場合は、原産国名の省略が認められていますので、輸入品であっても原産国が表示されない場合もあります。これは、ごく僅かな限られたスペースの中に、アレルギーや賞味期限といった安全性に関わる項目を優先的に表示させるためです。

「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」の原料原産地

※原料原産地は、使用している原料の産地のことで、製品自体の産地を示す原産国とは意味が異なります。

・馬鈴薯（日本：遺伝子組換えでない）

「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」に使用されている馬鈴薯（ジャガイモ）は全て国産ということが分かります。

なお、遺伝子組み換えに関する表示について、一部の例外を除いて「遺伝子組み換え」である場合は義務表示、「遺伝子組み換えでない」場合は任意表示です。（後述）

「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」の製造者・製造所

・「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」の製造者は「株式会社湖池屋」さんです。

・「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」の製造所は「製造所固有記号」で表示されています。

製造所固有記号は、表示責任者に応答の義務があるほか、消費者庁のサイトから検索することも可能です。

製造所固有記号は、同一製品を複数箇所で製造する商品に限って使用が認められていますので、製品のロットによって異なる場所で製造していると考えられますが、今回入手した商品の記号は「＋S」で、製造所の住所は「埼玉県加須市久下１６１５」でした。湖池屋さんの「関東工場」で作られた製品だったようです。

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「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」のその他の表示

食塩不使用

「食塩不使用」という表示は、食塩（塩化ナトリウム）を使用しないのはもちろん、次のような条件を満たした場合のみ表示することができます。

遺伝子組み換えでない

加工食品の場合、「大豆、とうもろこし、ばれいしょ（ジャガイモ）、菜種、綿実、アルファルファ、甜菜、パパイヤ」の８作物を「主な原材料（※）」として使用している場合、遺伝子組み換え食品に関する表示の対象になります。
主な原材料が遺伝子組換え農産物である場合や、遺伝子組換え農産物を分別管理していない場合は、表示は義務となっています。

「プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」の馬鈴薯（ジャガイモ）のように、遺伝子組換え農産物でない場合は任意表示ですので、「遺伝子組み換えでない」という表示はしてもしなくてもどちらでも構いません。

※主な原材料：原材料の重量に占める割合の高い原材料の上位三位までのもので、かつ、原材料及び添加物の重量に占める割合が五パーセント以上であるもの。

あとがき

今回のプライドポテトは、駅ビル内のドラッグストアで購入しました。

プライドポテトは、その名の通り湖池屋さんがプライドをかけた一品で、以下に引用します「新プライドポテト製法」によって作られています。

一、日本産の中でも、旨みの濃いじゃがいもを選定。
二、温度を変えながら揚げることで、素材本来の旨みや甘みを閉じ込める。
三、揚げ温度を見極めて、旨みの衣をまとわせ、軽快な食感を生み出す。
四、二段階の味付けで奥深い味わいに。

引用元：https://koikeya-pridepotato.jp/

公式サイトには「まるで料理を作るように。」との紹介文もありますが、本当にお菓子というより料理と言っても良いくらいに、「芋の味」がしっかり感じられます。

「プライドポテト」シリーズは、「芋まるごと　食塩不使用」のほか、「神のり塩」、「感激うす塩味」、「衝撃のコンソメ」のラインナップで構成されています。

また、「JAPAN プライドポテト」のブランドで、各地の特産物を使った「金沢の甘えび」、「神戸ビーフ」、「小豆島オリーブ」が販売されています。

筆者のお気に入りは、なんといっても今回レビューした「芋まるごと　食塩不使用」です。

塩分は素材由来のものだけで、あってないようなもの（1袋60g当たり0.04～0.13g）。

塩分を気にしなくてよくて、しかも美味しくて、間食にもってこいです。

食塩不使用のポテトチップスを食べたことが無い方は、新たな世界が広がるかもしれません。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

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