【食品表示レビュー】プリッツ<旨サラダ>(江崎グリコ)

スポンサーリンク

まえがき

プリッツ旨サラダのアイキャッチ

上級食品表示診断士のヤマケンと言います。

今回は江崎グリコ株式会社さんの「プリッツ(PRETZ)<旨サラダ>」の食品表示を見ていきたいと思います。

表示確認日:2020年10月01日

※筆者および本サイトは、商品のメーカーとは一切関係がありません。最新の情報は、実物の表示やメーカー公式サイト等をご確認ください。

スポンサーリンク

「プリッツ<旨サラダ>」のカロリー・栄養成分表示

プリッツ 旨サラダの栄養成分表示
栄養成分表示1袋(34.5g)当たり100g当たり
エネルギー178kcal約516kcal
たんぱく質3.4g約9.9g
脂質8.0g約23.2g
炭水化物22.1g約64.1g
 -糖質21.0g約60.9g
 -食物繊維1.1g約3.2g
食塩相当量0.60g約1.74g
実際の表示当サイト計算

「プリッツ<旨サラダ>」のカロリーは、1袋(34.5g)当たり178kcalです。
・100g当たりに換算すると約516kcalになります。

「プリッツ<旨サラダ>」の塩分(食塩相当量)は、1袋(34.5g)当たり0.60gです。
・100g当たりに換算すると約1.74gになります。

プリッツ 旨サラダの食物繊維

・「プリッツ<旨サラダ>」には、「食物繊維も一緒に摂れます」という表示があります。

これは栄養強調表示と言われる表示で、「食物繊維を含む旨」の基準が適用されると考えられます。仮に0.1gだろうと含んでいればOKなのかというと、実はそうではなく、食物繊維の場合は「100g当たり3g以上」という条件を満たす必要があります。
(プリッツ<旨サラダ>は、100g当たりに換算すると約3.2g含まれています)

参考:「食物繊維を含む旨」を表示するための条件(詳細)
・食物繊維を100g当たり3g以上含む。
・炭水化物の内訳として、糖質を食物繊維とセットで表示する。
・糖質と食物繊維は、インデント(字下げ)して表示する。
・栄養強調表示をする場合、当該成分のみならず、他の全ての成分についても合理的な値の表示(「推定値」または「この表示値は、目安です」という表示)はできない。

>>Amazonで探す>>楽天市場で探す>>Yahoo!ショッピングで探す

※各サイトの検索結果画面を開きます。該当の商品が在庫切れ、またはヒットしない可能性もあります。

スポンサーリンク

「プリッツ<旨サラダ>」の一括表示(別記様式)

プリッツ 旨サラダの食品表示(別記様式/一括表示)
名称プレッツェル
原材料名小麦粉(国内製造)、植物油脂、ショートニング、
砂糖、乾燥ポテト、野菜ペースト・ブイヨン混合品、
イースト、小麦たんぱく、酒かす、食塩、
モルトエキス、デキストリン、コンソメシーズニング、
酵母エキス、こしょう/調味料(アミノ酸等)、
加工デンプン、乳化剤、香料、酸味料、
(一部に乳成分・小麦・大豆を含む)
内容量69g
賞味期限左側の面に記載しています。
保存方法直射日光・高温・多湿をさけ、涼しい場所に保存してください。
販売者江崎グリコ株式会社 〒555-8502
大阪市西淀川区歌島4-6-5
製造所固有記号は、左側の面の賞味期限表示後の右端に記載しています。

「プリッツ<旨サラダ>」の原材料・添加物

「プリッツ<旨サラダ>」の原材料

※原材料名欄の「/(スラッシュ)」の前までが原材料で、使用量の多い順に並んでいます。

原材料:小麦粉(国内製造)、植物油脂、ショートニング、砂糖、乾燥ポテト、野菜ペースト・ブイヨン混合品、イースト、小麦たんぱく、酒かす、食塩、モルトエキス、デキストリン、コンソメシーズニング、酵母エキス、こしょう

「プリッツ<旨サラダ>」の添加物

※原材料名欄の「/(スラッシュ)」以降が添加物で、使用量の多い順に並んでいます。

添加物:調味料(アミノ酸等)、加工デンプン、乳化剤、香料、酸味料

「プリッツ<旨サラダ>」のアレルゲン(特定原材料等)

特定原材料(義務表示7品目)

 小麦   卵   乳成分  落花生  そば  えび  かに 

・「プリッツ<旨サラダ>」には、表示義務対象である「特定原材料」として「小麦・乳成分」が含まれています。

特定原材料に準ずるもの(推奨表示21品目)

アーモンド あわび いか いくら オレンジカシューナッツキウイフルーツ
牛肉くるみごまさけさば大豆鶏肉
バナナ豚肉まつたけももやまいもりんごゼラチン
※2019年9月より、推奨表示品目にアーモンドが追加されています。
※クルミは将来的に義務表示品目に格上げされる方向で話が進んでいるようです。

・「プリッツ<旨サラダ>」には、「特定原材料に準ずるもの」として「大豆」が含まれています

・枠外の自主的な表示で、アレルゲンが「28品目中」と記載されています。義務7品目+推奨21品目であれば合計28品目になりますので、2019年9月より推奨表示品目に追加されたアーモンドに関する表示についても既に対応しているパッケージです。

コンタミネーションに関する表示

●本品製造ラインでは、卵を含む製品を生産しています。

※コンタミネーション表示で示される品目は、その製品の原材料のなかに含まれる品目ではなく、同じ製造ラインや同じ漁場などに含まれる品目です。意図しない混入が起こる危険性がある場合は、注意喚起として表示することが望ましいとされているため、設備の状態やメーカーの考え方によって表示している場合があります。

「プリッツ<旨サラダ>」の産地(原産国、原料原産地、販売者、製造者等)

「プリッツ<旨サラダ>」の原産国

「プリッツ<旨サラダ>」の原産国(製品を製造した国)は「日本」です。

※輸入品の場合には原産国が表示されています(基本的には保存方法の次の位置に挿入されます)。逆に言えば、原産国の表示のない商品の原産国は日本ということになります。

※ただし、ものすごく小さい商品(表示可能面積が約30cm2以下)の場合は、原産国名の省略が認められていますので、輸入品であっても原産国が表示されない場合もあります。これは、ごく僅かな限られたスペースの中に、アレルギーや賞味期限といった安全性に関わる項目を優先的に表示させるためです。

「プリッツ<旨サラダ>」の原料原産地

※原料原産地は、使用している原料の産地のことで、製品自体の産地を示す原産国とは意味が異なります。

・小麦粉(国内製造)

「プリッツ<旨サラダ>」の販売者

「プリッツ<旨サラダ>」の販売者は「江崎グリコ株式会社」さんです。

>>Amazonで探す>>楽天市場で探す>>Yahoo!ショッピングで探す

※各サイトの検索結果画面を開きます。該当の商品が在庫切れ、またはヒットしない可能性もあります。

「プリッツ<旨サラダ>」の製造者・製造所

「プリッツ<旨サラダ>」の製造所は「製造所固有記号」で表示されています。

製造所固有記号は、販売者に応答の義務があるほか、消費者庁のサイトから検索することも可能です。

製造所固有記号は、同一製品を複数個所で製造する商品に限って使用が認められていますので、商品のロットによって異なる場所で製造(またはパッキング)していると考えられますが、今回入手した商品の記号は「+21」で、製造者は「グリコマニュファクチャリングジャパン株式会社 」さんでした。

製造所の住所は、「埼玉県北本市中丸9丁目55番地」です。グリコマニュファクチャリングジャパンさんの「北本工場」で作られたものでした。

他社に製造委託しているパターンではなく、グループ内で製造と販売で会社の役割が分かれているパターンのようですね。

製造所固有記号というと分かりにくいとの批判も一部ありますが、複数工場で袋や箱をシェアできる仕組みでロスが出にくくなります。食品表示関連の法令は改訂が激しく、パッケージの内容を変更せざるを得ない状況が頻繁に発生しますので、資源の有効活用・ゴミ削減の観点からも、製造所固有記号の仕組みは悪いものではないと筆者は思っています。

「マニュファクチャリング」の会社名のとおり製造会社ということで、グリコマニュファクチャリングジャパンさん名義の商品というのは無さそうですが、「仙台工場」さんが「ふるさと納税返礼品」を出されているようで、検索で楽天ふるさと納税やyahoo(さとふる)がヒットしました。

>>楽天市場で探す>>Yahoo!ショッピングで探す

※各サイトの検索結果画面を開きます。該当の商品が在庫切れ、またはヒットしない可能性もあります。

「プリッツ<旨サラダ>」のその他の表示

名称:プレッツェル

「プレッツェル」は、「ビスケット類の表示に関する公正競争規約」にて以下のように定義されています。

「プレッツェル」とは、クラッカーのうち、棒状、リング型等に成型した生種(なまだね)をアルカリ処理して焼きあげたものをいう。
「クラッカー」とは、小麦粉、糖類、食用油脂及び食塩を原料とし、必要により澱粉、乳製品、卵製品、イースト、酵素、膨張剤等の原材料を配合し、又は添加したものを混合機、成型機及びビスケットオーブンを使用して製造した食品をいう。

あとがき

今回の「プリッツ<旨サラダ>」は、セブンイレブンで購入しました。

今回は定番中の定番の「プリッツ<旨サラダ>」をレビューしましたが、<塾トマト><香りロースト>いったラインナップのほか、地域限定お土産プリッツとして、

ジャイアントプリッツ<瀬戸内レモン>
・ジャイアントプリッツ<博多明太子>

なども販売されています。

プリッツのすごいところは、同一シリーズの中に甘いものから塩気のあるものまでラインナップに含まれていて、「そういうもの」として認識されているところだと思います。

この特徴が、「甘い果物」が名産の地域から「塩気のある料理」が名物の地域まで、全国各地のご当地ものを作るための強みになっているんだと思います。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

>>Amazonで探す>>楽天市場で探す>>Yahoo!ショッピングで探す

※各サイトの検索結果画面を開きます。該当の商品が在庫切れ、またはヒットしない可能性もあります。

タイトルとURLをコピーしました