日本の杏(アンズ)生産量の概要

杏(アンズ)の生産量、日本一は青森県です。
2位以降の順位とシェア・推移についても、表とグラフで掲載しています。
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※なお、世界の類似ランキングのページもあります。
関連ページ:【世界】アプリコット(あんず・梅含む)の産地・生産量ランキング
最新ランキングと国内シェア
※「最新」の意味について:農林水産省による統計の確報が公表されるのは「年末から数えて、およそ2年後~2年半後」です(主要な果物に指定されていない特産果樹の場合)。そのため、2021年(令和3年)の生産量については、2024年以降の更新になると思われます。

・杏(アンズ)生産量の日本一は青森県で、全国シェアは61.6%です(2018年)。
・生産量1位の青森県、2位の長野県、3位香川県の3県あわせて、国内生産量のほとんどを生産しています。
※ただし、他の都道府県で全く生産が無いわけではなく、集計に反映されない小規模な生産は各地にあると考えられます。
順位 | 都道府県 | 生産量 | 全国シェア | 主要産地名(市町村名) |
---|---|---|---|---|
– | 全国 | 1,627.6(t) | – | – |
1位 | 青森 | 1,002.9(t) | 61.6% | 南部町、五戸町、弘前市 |
2位 | 長野 | 624.0(t) | 38.3% | 千曲市、長野市、佐久市 |
3位 | 香川 | 0.7(t) | 0.0% | 土庄町、高松市 |
4位 | 栃木 | 0.0(t) | 0.0% | 那須町 |
※都道府県名のクリックで、各都道府県の特産物一覧ページを開きます。
1位:青森県
青森 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 1位 | 1,002.9(t) | 61.6% |
栽培面積 | 2位 | 83.8 (ha) | 45.2% |
・国産杏(アンズ)生産量(収穫量)1位の産地、青森県の年間生産量は1,002.9(t)で、全国シェアは61.6%です。
⇒青森県(人口約125万人)は、「都道府県民1人当たりのアンズ生産量」でも1位にランクしており、1人当たり生産量は約0.80(kg)となっています。
・栽培面積は2位で、83.8 (ha)です。
⇒これは青森県全体の約0.009%を占める広さに相当し、「青森県の約11510分の1がアンズ園」という計算になります。
⇒この「都道府県面積に対する杏(アンズ)栽培面積の割合」も青森県が1位となっています。
・県内の主要産地は「南部町、五戸町、弘前市」等です。
2位:長野県
長野 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 2位 | 624.0(t) | 38.3% |
栽培面積 | 1位 | 98.0 (ha) | 52.9% |
・国産杏(アンズ)生産量(収穫量)2位の産地、長野県の年間生産量は624.0(t)で、全国シェアは38.3%です。
⇒長野県(人口約205万人)は、「都道府県民1人当たりのアンズ生産量」でも2位にランクしており、1人当たり生産量は約0.30(kg)となっています。
・栽培面積は1位で、98.0 (ha)です。
⇒これは長野県全体の約0.007%を占める広さに相当し、「長野県の約13838分の1がアンズ園」という計算になります。
・県内の主要産地は「千曲市、長野市、佐久市」等です。
3位:香川県
香川 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 3位 | 0.7(t) | 0.0% |
栽培面積 | 3位 | 3.1 (ha) | 1.7% |
・国産杏(アンズ)生産量(収穫量)3位の産地、香川県の年間生産量は0.7(t)で、全国シェアは0.0%です。
・栽培面積は3位で、3.1 (ha)です。
⇒これは香川県全体の約0.002%を占める広さに相当し、「香川県の約60541分の1がアンズ園」という計算になります。
・県内の主要産地は「土庄町、高松市」等です。
国内生産量の推移

年次 | 全国 | 青森 | 長野 | 香川 | 福島 | 広島 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2003年 | 2,378.1 | 1,162.7 | 1,180.0 | 0.0 | 1.0 | 3.0 | 31.4 |
2004年 | 2,025.9 | 993.2 | 998.0 | 0.0 | 0.0 | 2.5 | 32.2 |
2005年 | 2,312.2 | 1,245.4 | 1,044.0 | 0.0 | 0.0 | 2.0 | 20.8 |
2006年 | 2,439.2 | 1,097.9 | 1,324.0 | 0.0 | 0.0 | 5.5 | 11.8 |
2007年 | 2,111.8 | 1,155.9 | 924.0 | 0.0 | 0.0 | 4.0 | 27.9 |
2008年 | 1,618.8 | 560.7 | 1,023.0 | 0.0 | 30.1 | 4.0 | 1.0 |
2009年 | 2,374.2 | 1,277.7 | 1,064.0 | 0.0 | 30.1 | 1.0 | 1.4 |
2010年 | 2,077.9 | 1,241.7 | 809.0 | 0.1 | 18.1 | 9.0 | 0.0 |
2011年 | 2,313.6 | 1,249.9 | 1,027.0 | 0.1 | 30.5 | 6.0 | 0.1 |
2012年 | 2,283.6 | 1,262.7 | 986.0 | 0.3 | 30.5 | 4.0 | 0.1 |
2013年 | 1,811.5 | 1,263.0 | 493.0 | 0.3 | 51.2 | 4.0 | 0.0 |
2014年 | 2,356.4 | 1,265.7 | 1,037.0 | 0.4 | 53.3 | 0.0 | 0.0 |
2015年 | 1,902.2 | 1,257.7 | 597.5 | 0.4 | 46.6 | 0.0 | 0.0 |
2016年 | 2,216.1 | 1,257.7 | 958.0 | 0.4 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
2017年 | 2,216.4 | 1,257.7 | 958.0 | 0.7 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
2018年 | 1,627.6 | 1,002.9 | 624.0 | 0.7 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
※福島県の主要産地:国見町、塙町等
※広島県の主要産地:福山市等
・日本の杏(あんず)生産量は、年ごとのバラつきはあるものの、おおむね横ばいで推移しています。
【参考資料について】
ランキング表やグラフ等(個別に出典または引用表記のあるものを除く)は、農林水産省・水産庁・総務省またはFAO(国際連合食糧農業機関)によるデータを再編集または一部加工し、食品データ館が作成したものです。