【食品表示レビュー】十六茶(アサヒ飲料)

※筆者および本サイトは、商品のメーカーとは一切関係がありません。最新の情報は、実物の表示やメーカー公式サイト等をご確認ください。

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「十六茶」の食品表示

「十六茶」のアイキャッチ

食品の表示に関わる仕事をしているヤマケンと申します。(上級食品表示診断士)

今回は、アサヒ飲料株式会社さんの「十六茶」の食品表示を見ていきたいと思います。

食品表示、つまりカロリーや原材料といった「食品のパッケージに書いてあること」のレビューになります。

目次のクリックやタップでその項目までジャンプできますので、興味のある項目だけでも読んでもらえたらと思います。※モバイル表示の場合、サイドバー内にあります。

表示確認日:2020年10月25日

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カロリー・栄養成分表示

「十六茶」の栄養成分表示
栄養成分表示100ml当たり1本(630ml)当たり
エネルギー0kcal約0kcal
たんぱく質0g約0g
脂質0g約0g
炭水化物0g約0g
食塩相当量0.02g約0.1g
カリウム1.7-5.2g約10.7-32.8mg
カルシウム0.07-0.51g約0.44-3.21mg
マグネシウム0.04-0.43g約0.25-2.71mg
実際の表示当サイト計算

・「十六茶」のカロリーは、100ml当たり0kcalです。
1本(630ml)当たりに換算したカロリーは、約0kcalになります。

・「十六茶」の塩分(食塩相当量)は、100ml当たり0.02gです。
1本(630ml)当たりに換算した塩分は、約0.1gになります。

※なお、「エネルギーは0kcal、たんぱく質・脂質・炭水化物は0g」の表示ですが、「エネルギーは100mlあたり5kcal未満、たんぱく質・脂質・炭水化物は100mlあたり0.5g未満」であればゼロ表示が可能ですので、ごく微量含まれている可能性はあります。


成分表示100ml当たり1本(630ml)当たり
カフェイン0mg約0mg
実際の表示当サイト計算

カフェインについては、「食品表示基準に定められていない成分」ですので、栄養成分表示の枠外に記載することとされています。

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一括表示(別記様式)

「十六茶」の食品表示(別記様式/一括表示)
名称清涼飲料水(十六茶)
原材料名ハトムギ(タイ産、ラオス産、その他)、大麦、ハブ茶、発芽大麦、
とうもろこし、玄米、たんぽぽの根、びわの葉、カワラケツメイ、
ごぼう、あわ、きび、小豆、エゴマの葉、ナツメ、ゆずの皮/ビタミンC
内容量630ml
賞味期限キャップに記載
保存方法高温、直射日光をさけ保存してください。
製造者アサヒ飲料株式会社 東京都墨田区吾妻橋1-23-1
●賞味期限右側は製造所固有記号
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※各サイトの検索結果画面を開きます。

原材料/添加物

原材料

「十六茶」の原材料は・・・

原材料:ハトムギ(タイ産、ラオス産、その他)、大麦、ハブ茶、発芽大麦、とうもろこし、玄米、たんぽぽの根、びわの葉、カワラケツメイ、ごぼう、あわ、きび、小豆、エゴマの葉、ナツメ、ゆずの皮

です。

※原材料名欄の「/(スラッシュ)」の前までが原材料で、使用量の多い順に並んでいます。

添加物

「十六茶」の添加物は・・・

添加物:ビタミンC

です。

※原材料名欄の「/(スラッシュ)」以降が添加物です。

アレルギー物質(アレルゲン)

特定原材料(義務表示7品目)

 小麦   卵   乳成分  落花生  そば  えび  かに 

・「十六茶」には、含まれていた場合に表示の義務がある「特定原材料」の「乳成分・卵・小麦・落花生・えび・かに」は含まれていません

特定原材料に準ずるもの(推奨表示21品目)

アーモンド あわび いか いくら オレンジカシューナッツキウイフルーツ
牛肉くるみごまさけさば大豆鶏肉
バナナ豚肉まつたけももやまいもりんごゼラチン
※2019年9月より、推奨表示品目にアーモンドが追加されています。
※クルミは将来的に義務表示品目に格上げされる方向で話が進んでいるようです。

「十六茶」に「特定原材料に準ずるもの」が含まれているかどうかは、パッケージの表示からは分かりません
※ただし、公式サイトでは28品目いずれも含まれていないことが示されています。

産地表示・製造工場など

原産国

・「十六茶」の原産国(製品を製造した国)は「日本」です。

※輸入品の場合には原産国が表示されています(基本的には保存方法の次の位置に挿入されます)。逆に言えば、原産国の表示のない商品の原産国は日本ということになります。

※ただし、ものすごく小さい商品(表示可能面積が約30cm2以下)の場合は、原産国名の省略が認められていますので、輸入品であっても原産国が表示されない場合もあります。これは、ごく僅かな限られたスペースの中に、アレルギーや賞味期限といった安全性に関わる項目を優先的に表示させるためです。

原料原産地

※原料原産地は、使用している原料の産地のことで、製品自体の産地を示す原産国とは意味が異なります。

「十六茶」の原料原産地表示は・・・

ハトムギ(タイ産、ラオス産、その他)

です。

加工食品は、水を除く「最も使用量の多い原材料」の原産地(または製造地)の表示が2022年4月製造分より完全義務化されますが、「十六茶」は既にこれに対応されていて、原産地が表示されています。

製造工場について

・「十六茶」の製造者は「アサヒ飲料株式会社」さんです。

・「十六茶」の製造所(製造工場)は「製造所固有記号」で表示されています。

製造所固有記号は、表示責任者に応答の義務があるほか、消費者庁のサイトから検索することも可能です。

製造所固有記号は、同一製品を複数箇所で製造する商品に限って使用が認められています。

ですので、商品のロットによって異なる場所で製造していると考えられますが、今回入手した商品の記号は「+F」で、製造所の住所は、「静岡県富士宮市北山4839-2」でした。「富士山工場」で作られた商品のようです。

なお、製造所固有記号は、国や都道府県から割り当てられるものではなく、どのような記号にするかを事業者が好きに決めることができます(ただし、使用可能な文字種は決まっています)。

アサヒ飲料さんにしか分かりませんが、製造所固有記号の「F」というのは、もしかしたら富士山(Fujisan)の「F」のことかもしれないですね。

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※各サイトの検索結果画面を開きます。

あとがき

今回の十六茶は、ウエルシア薬局で購入しました。

「十六茶」は1985年に発売されたロングセラー商品で、ブランド茶として確固たるブランドを築いています。

さて、ここまで食品表示について散々語ってきたわけですが、アサヒ飲料さん含めた飲料メーカーでは、シュリンクフィルムを無くして「ラベルレス」化した商品が話題ですね。

ここまでレビューしてきたような食品表示が、ボトルではなく外装の「段ボールに表示されている商品で、プラスチックゴミ低減の観点から注目されています。

詳しくはこちらのページで解説しています。
関連ページ:【食品表示の解説】ラベルレス 十六茶(アサヒ飲料)

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

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