日本のパパイア生産量の概要

パパイア(パパイヤ/パパヤ)の生産量、日本一は鹿児島県です。
2位以降の順位とシェア・推移についても、表とグラフで掲載しています。
※目次から任意の項目にジャンプすることもできます。
※なお、世界の生産量ランキングのページもあります。
関連ページ:【世界】パパイアの産地・生産量ランキング
最新ランキングと国内シェア
※「最新」の意味について:農林水産省による統計の確報が公表されるのは「年末から数えて、およそ2年後~2年半後」です(主要な果物に指定されていない特産果樹の場合)。そのため、2021年(令和3年)の生産量については、2024年以降の更新になると思われます。

・パパイア生産量の日本一は鹿児島県で、全国シェアは32.8%です(2018年)。
・生産量1位の鹿児島県、2位の沖縄県、3位宮崎県の3県あわせて、国内生産量の約86%を生産しています。
順位 | 都道府県 | 生産量 | 全国シェア | 主要産地名(市町村名) |
---|---|---|---|---|
– | 全国 | 173.7(t) | – | – |
1位 | 鹿児島 | 57.0(t) | 32.8% | 徳之島町、龍郷町、瀬戸内町、喜界町、伊仙町 |
2位 | 沖縄 | 48.6(t) | 28.0% | 本部町、石垣市、糸満市 |
3位 | 宮崎 | 44.1(t) | 25.4% | 宮崎市 |
4位 | 千葉 | 24.0(t) | 13.8% | 君津市 |
※都道府県名のクリックで、各都道府県の特産物一覧ページを開きます。
1位:鹿児島県
鹿児島 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 1位 | 57.0(t) | 32.8% |
栽培面積 | 1位 | 45.6 (ha) | 87.2% |
・国産パパイア生産量(収穫量)1位の産地、鹿児島県の年間生産量は57.0(t)で、全国シェアは32.8%です。
⇒鹿児島県(人口約160万人)は、「都道府県民1人当たりのパパイア生産量」では2位にランクしており、1人当たり生産量は約0.04(kg)となっています。
・栽培面積は1位で、45.6 (ha)です。
⇒これは鹿児島県全体の約0.005%を占める広さに相当し、「鹿児島県の約20147分の1がパパイア園」という計算になります。
⇒この「都道府県面積に対するパパイア栽培面積の割合」も鹿児島県が1位となっています。
・県内の主要産地は「徳之島町、龍郷町、瀬戸内町、喜界町、伊仙町」等です。
2位:沖縄県
沖縄 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 2位 | 48.6(t) | 28.0% |
栽培面積 | 2位 | 2.8 (ha) | 5.4% |
・国産パパイア生産量(収穫量)2位の産地、沖縄県の年間生産量は48.6(t)で、全国シェアは28.0%です。
⇒沖縄県(人口約145万人)は、「都道府県民1人当たりのパパイア生産量」では3位にランクしており、1人当たり生産量は約0.03(kg)となっています。
・栽培面積は2位で、2.8 (ha)です。
・県内の主要産地は「本部町、石垣市、糸満市」等です。
3位:宮崎県
宮崎 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 3位 | 44.1(t) | 25.4% |
栽培面積 | 4位 | 1.9 (ha) | 3.6% |
・国産パパイア生産量(収穫量)3位の産地、宮崎県の年間生産量は44.1(t)で、全国シェアは25.4%です。
⇒宮崎県(人口約107万人)は、「都道府県民1人当たりのパパイア生産量」では1位にランクしており、1人当たり生産量は約0.04(kg)となっています。
・栽培面積は4位で、1.9 (ha)です。
・県内の主要産地は「宮崎市」等です。
国内生産量の推移

年次 | 全国 | 鹿児島 | 沖縄 | 宮崎 | 千葉 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|
2003年 | 345.0 | 41.2 | 299.0 | 0.0 | 0.0 | 4.8 |
2004年 | 298.6 | 33.3 | 260.0 | 0.0 | 0.0 | 5.3 |
2005年 | 383.1 | 60.3 | 305.7 | 11.0 | 0.0 | 6.1 |
2006年 | 360.6 | 55.5 | 293.4 | 7.9 | 0.0 | 3.8 |
2007年 | 237.8 | 48.5 | 124.5 | 64.8 | 0.0 | 0.0 |
2008年 | 207.1 | 45.4 | 102.9 | 58.8 | 0.0 | 0.0 |
2009年 | 270.0 | 69.0 | 140.0 | 61.0 | 0.0 | 0.0 |
2010年 | 468.1 | 62.3 | 365.5 | 40.3 | 0.0 | 0.0 |
2011年 | 190.8 | 30.7 | 119.7 | 40.4 | 0.0 | 0.0 |
2012年 | 164.9 | 30.7 | 93.8 | 40.4 | 0.0 | 0.0 |
2013年 | 153.0 | 28.3 | 88.3 | 36.4 | 0.0 | 0.0 |
2014年 | 120.7 | 26.1 | 43.9 | 50.7 | 0.0 | 0.0 |
2015年 | 221.9 | 87.9 | 58.1 | 51.9 | 24.0 | 0.0 |
2016年 | 486.6 | 364.3 | 56.1 | 42.2 | 24.0 | 0.0 |
2017年 | 403.1 | 276.0 | 86.8 | 40.3 | 0.0 | 0.0 |
2018年 | 173.7 | 57.0 | 48.6 | 44.1 | 24.0 | 0.0 |
・日本のパパイヤ生産量は、年ごとのバラつきが大きい傾向が見られます。
【参考資料について】
ランキング表やグラフ等(個別に出典または引用表記のあるものを除く)は、農林水産省・水産庁・総務省またはFAO(国際連合食糧農業機関)によるデータを再編集または一部加工し、食品データ館が作成したものです。