日本のリンゴ生産量の概要

リンゴの生産量、日本一は青森県です。
2位以降の順位とシェア・推移についても、表とグラフで掲載しています。
※目次から任意の項目にジャンプすることもできます。
※なお、世界の生産量ランキングのページもあります。
関連ページ:【世界】リンゴの産地・生産量ランキング
※また、日本の「品種別」栽培面積ランキングのページもあります。
関連ページ:【品種別】リンゴの栽培面積ランキング/シェア
最新ランキングと国内シェア
※「最新」の意味について:農林水産省による主要な野菜・果物の統計の確報が公表されるのは「翌年の12月頃」です。そのため、2020年(令和2年)の生産量については、2021年12月頃の更新になります。

・主要品種は以下の4つで、この4品種に関しては、品種ごとの収穫量調査も実施されています。
- 【ふじ】 :日本で最も生産量が多く、甘みの強い品種。
- 【つがる】:ふじに次いで生産量が多く、甘みの強い品種。
- 【王林】 :黄緑色の皮が特徴的な、甘みの強い品種。
- 【ジョナゴールド】:アメリカ生まれで、甘酸っぱい品種。
・リンゴ(林檎)生産量の日本一は青森県で、全国シェアは58.4%です(2019年)。
・生産量1位の青森県、2位の長野県、3位岩手県の3県あわせて、国内生産量の約83%を生産しています。
順位 | 都道府県 | 生産量 | シェア(構成比) |
---|---|---|---|
– | 全国 | 701,600 (t) | – |
1位 | 青森 | 409,800 (t) | 58.4% |
2位 | 長野 | 127,600 (t) | 18.2% |
3位 | 岩手 | 45,900 (t) | 6.5% |
4位 | 山形 | 40,500 (t) | 5.8% |
5位 | 福島 | 23,200 (t) | 3.3% |
6位 | 秋田 | 23,100 (t) | 3.3% |
7位 | 北海道 | 8,050 (t) | 1.1% |
8位 | 群馬 | 8,040 (t) | 1.1% |
9位 | 宮城 | 2,590 (t) | 0.4% |
10位 | 岐阜 | 1,590 (t) | 0.2% |
※都道府県名のクリックで、各都道府県の特産物一覧ページを開きます。
1位:青森県
青森 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 1位 | 409,800 (t) | 58.4% |
結果樹面積 | 1位 | 19,700 (ha) | 54.7% |
・国産リンゴの生産量(収穫量)1位の産地、青森県の年間生産量は409,800 (t)で、全国シェアは58.4%です。
・結果樹面積は1位で、19,700 (ha)です。
⇒これは青森県全体の約2.042%を占める広さに相当し、「青森県の約49分の1はリンゴ園」という計算になります。この「都道府県面積に対するリンゴ結果樹面積の割合」は青森県が1位です。
2位:長野県
長野 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 2位 | 127,600 (t) | 18.2% |
結果樹面積 | 2位 | 7,250 (ha) | 20.1% |
・国産リンゴの生産量(収穫量)2位の産地、長野県の年間生産量は127,600 (t)で、全国シェアは18.2%です。
・結果樹面積は2位で、7,250 (ha)です。
⇒これは長野県全体の約0.535%を占める広さに相当し、「長野県の約187分の1はリンゴ園」という計算になります。
3位:岩手県
岩手 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 3位 | 45,900 (t) | 6.5% |
結果樹面積 | 3位 | 2,320 (ha) | 6.4% |
・国産リンゴの生産量(収穫量)3位の産地、岩手県の年間生産量は45,900 (t)で、全国シェアは6.5%です。
・結果樹面積は3位で、2,320 (ha)です。
⇒これは岩手県全体の約0.152%を占める広さに相当し、「岩手県の約658分の1はリンゴ園」という計算になります。
注目(8位):群馬県
群馬 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 8位 | 8,040 (t) | 1.1% |
結果樹面積 | 8位 | 410 (ha) | 1.1% |
・群馬県のリンゴ生産量は8位で、年間8,040 (t)を生産しています。
・群馬県オリジナル品種「ぐんま名月」は、「幻の黄色いりんご」とも呼ばれ、果皮の赤みが少なく黄色の部分が多いことが特徴で、酸味が少なくジューシーな人気ブランドです。
国内生産量の推移

年次 | 全国 | 青森 | 長野 | 岩手 | 山形 | 福島 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2002年 | 925,800 | 488,100 | 193,500 | 65,100 | 50,100 | 38,700 | 90,300 |
2003年 | 842,200 | 424,900 | 182,500 | 60,200 | 52,700 | 38,600 | 83,300 |
2004年 | 754,400 | 412,400 | 145,800 | 55,600 | 47,000 | 34,300 | 59,300 |
2005年 | 818,900 | 423,400 | 182,600 | 59,400 | 45,000 | 38,000 | 70,500 |
2006年 | 831,800 | 441,500 | 177,700 | 57,700 | 51,100 | 32,400 | 71,400 |
2007年 | 840,100 | 457,900 | 170,300 | 56,600 | 46,900 | 35,100 | 73,300 |
2008年 | 910,700 | 493,200 | 185,500 | 62,500 | 52,000 | 37,800 | 79,700 |
2009年 | 845,600 | 457,300 | 160,000 | 60,600 | 53,500 | 36,800 | 77,400 |
2010年 | 786,500 | 452,500 | 144,900 | 48,900 | 43,700 | 31,600 | 64,900 |
2011年 | 655,300 | 367,600 | 139,900 | 42,200 | 30,800 | 26,300 | 48,500 |
2012年 | 793,800 | 446,000 | 165,800 | 48,800 | 45,000 | 28,100 | 60,100 |
2013年 | 741,700 | 412,000 | 155,300 | 42,800 | 46,500 | 26,800 | 58,300 |
2014年 | 816,300 | 468,000 | 162,900 | 46,500 | 52,400 | 27,600 | 58,900 |
2015年 | 811,500 | 470,000 | 157,200 | 48,600 | 50,600 | 26,300 | 58,800 |
2016年 | 765,000 | 447,800 | 142,100 | 43,800 | 45,700 | 27,000 | 58,600 |
2017年 | 735,200 | 415,900 | 149,100 | 39,600 | 47,100 | 27,000 | 56,500 |
2018年 | 756,100 | 445,500 | 142,200 | 47,300 | 41,300 | 25,700 | 54,100 |
2019年 | 701,600 | 409,800 | 127,600 | 45,900 | 40,500 | 23,200 | 54,600 |
・日本のリンゴの生産量は、やや減少傾向で推移しています。
【参考資料について】
ランキング表やグラフ等(個別に出典または引用表記のあるものを除く)は、農林水産省・水産庁・総務省またはFAO(国際連合食糧農業機関)によるデータを再編集または一部加工し、食品データ館が作成したものです。