アーモンド
アーモンドは野生種に近いビターアーモンドと、スイートアーモンドに大別され、食用とされるのは主にスイートアーモンドです。
日本国内で消費されるアーモンドは、そのほとんどを輸入に頼っており、更にそのほとんどをアメリカからの輸入に頼っています。2019年の国別輸入シェアを見ると、アメリカが約97.1%を占め、オーストラリアが約2.1%、スペイン約0.6%、イタリア約0.3%と続きます。(日本ナッツ協会:輸入統計2019年より)
国別の生産量でもアメリカがトップで世界シェア55.4%を占めており、スペイン、イランと続いています(2019年)。
【関連ページ】アーモンドの産地・生産量ランキング【世界】
アメリカの主要品種
ノンパレル種
アメリカのアーモンドの約99%がカリフォルニアで生産されていると言われていますが、そのカリフォルニアアーモンドの代表格がノンパレル種です。
大粒でクセがなく、加工の際にも割れにくいなど利点が多く、多くの菓子メーカーが採用している品種です。
モントレー種
モントレー種は、味は良いものの粒の大きさや形が不揃いなため、主に加工用としてスライスやペースト、パウダーなどにされた状態で流通することが多く、粒のまま一般に出回ることがあまり無い品種です。
カーメル種
ノンパレル種によく似た種にカーメル種があります。ノンパレル種に比べると生産量は多くありませんが、こちらも人気の高い品種です。
ビュート種
ビュート種は小粒で丸い品種で使い勝手が良いことから、ノンパレル種やカーメル種では代用の効かない小型のお菓子などに用いられるほか、幅広い用途に使用されています。
マルコナ種
前述の4品種は、ある程度ナッツに詳しい人でないとパッと見分けがつかないものだと思いますが、マルコナ種は形状から何から全く異なる、大きくて平たい品種です。
マルコナ種は主にスペインとイタリアのシチリア島で生産されたものが輸入されています。
高級アーモンドの位置づけで、一般的なスーパーで見かけることはほとんどなく、輸入食品の専門店や高級スーパーの一部で取り扱われています。
日本国内での流通量がそもそも少ないのですが、そのほとんどが製菓材料として薄皮が剥かれた状態のものです。皮付きのものは日本では更に珍しく、ほとんど出回っていません。
カシューナッツ
カシューナッツは、カシューナットノキに生るカシュー・アップルとも呼ばれるりんごに良く似た果実につく、種子の部分です。現地ではカシュー・アップルも食用とされていますが、植物防疫上の理由によりほとんどの地域からの輸入が認められておらず、日本ではカシューナッツのみが流通しています。
日本国内で消費されるカシューナッツは、そのほとんどを輸入に頼っており、2019年の国別輸入シェアでは、インドが約73%、ベトナムが約26%で、この2国で実に99%を占めています。(日本ナッツ協会:輸入統計2019年より)
将来的には分かりませんが、今のところ品質が安定していると言えるのはインド産のほうで、現地や商社、原料メーカー間では、粒の大きさやグレード別に分けられて流通しています。アーモンドのように品種ごとに流通することはほぼありません。
国別の生産量でもインドが長く世界シェアトップに位置していましたが、近年はアフリカの生産量が急増しており、2019年にはコートジボワールがインドを逆転し世界一となっています。
【関連ページ】カシューナッツの産地・生産量ランキング【世界】
ピスタチオ
ピスタチオは殻つきで流通することが多く、食べる時に殻をむく作業が発生することが他のナッツとは異なる特徴の一つとなっています。味もさることながら、その作業がお酒のお供として相性が良いためか、酒好きに人気の高いナッツと言われています。
逆に、「味は大好きなんだけど殻を剥くのだけが難点」だという方は、「ピスタチオ むき身」等で検索するとお目当てのものに出会えるかもしれません。
※なお、むき身の中でも、後述する「スーパーグリーン」はびっくりするほど高いです。
日本国内で消費されるピスタチオは、そのほとんどを輸入に頼っており、2019年の国別輸入シェアでは、アメリカが約86.8%、イランが約10.5%で、この2国で実に97.3%を占めています。(日本ナッツ協会:輸入統計2019年より)
品質が安定しているのはアメリカ産ですが、さっぱりしたアメリカ産に対し、イラン産には深いコクと甘みがあり、筆者個人の好みはイラン産です。
ピスタチオの国別生産量で見ても、この2国が主役です。2019年は、イランが世界シェア37.0%、アメリカが36.8%でした。
【関連ページ】ピスタチオの産地・生産量ランキング【世界】
スーパーグリーン
スーパーグリーンという品種があるわけではなく、まだ極めて若いうちに収穫したピスタチオがスーパーグリーンと呼ばれて流通しているものです。本格的なケーキの上に、ちょこんと一粒だけ乗っていることがある、と言えば思い出す方も多いのではないでしょうか。ちなみに、びっくりするほど高いです。
くるみ(ウォールナッツ)
クルミは味もさることながら、見た目や名前の可愛らしさからも人気の高いナッツで、ほとんどが殻を剥いた状態で流通しています。
クルミ生産量の世界一は中国で世界シェアは56.1%、アメリカが13.2%で続いています(2019年)。
【関連ページ】クルミ(胡桃)の産地・生産量ランキング【日本/世界】
ただし、日本に輸入されるクルミについては、約97%がアメリカ産で、中国産は1%程度です。(日本ナッツ協会:輸入統計2019年より)
2013年頃までは、硬い殻に覆われた状態のアメリカ産の殻付きクルミが出回っていましたが、筆者の知る限り、2020年現在は商業ベースでは輸入されてはいません。
したがって、殻付きの状態で流通しているものはほぼ国産のものだと考えられます。国産くるみは7割以上が長野県で生産されています。
赤くるみ
「赤くるみ」は、薄皮がワインレッドのような赤色をした美しいクルミで、「紅くるみ」や「ルビーウォールナッツ」とも呼ばれます。
鬼くるみ(オニグルミ)
一般にクルミとして流通しているのは菓子クルミ(シナノグルミ)に分類される種ですが、非常に硬い殻に覆われた鬼くるみ(オニグルミ)という種も、日本や中国、朝鮮半島に自生しています。
マカダミアナッツ
マカダミアナッツは、マカデミアナッツとも呼ばれるオーストラリア原産のナッツです。
ナッツは非常に硬い殻で覆われ、更にその外側が繊維質で覆われています。
収穫までに7年から10年を要し、その期間の長さを主な理由として、ナッツの中でも高級品として取引されています。
「マカダミアナッツと言えばハワイ」といった印象が強いと思いますが、生産量の世界一は南アフリカ共和国です。
また、日本に輸入されるマカダミアナッツはオーストラリア産が約69%を占めており、アフリカからの輸入約26%を合わせると約95%になります。アフリカ産の内訳は、南アフリカ約10.9%、ケニア約9.4%、マラウイ約6.1%となっています。(日本ナッツ協会:輸入統計2019年より)
アフリカ産のマカダミアナッツは、日本においては主に製菓材料などの業務用原料として流通しており、ナッツ単体の状態でそのまま出回ることは多くありません(一般には、チョコレート菓子などに加工された状態で出回っています)。
粒のまま一般に出回っているマカダミアナッツの多くはオーストラリア産です。
【マカダミアナッツ詳細ページ】
マカダミアナッツの知識|産地情報と生産量・加工品も紹介
ヘーゼルナッツ
ヘーゼルナッツは、アーモンド、カシューナッツと並び、世界三大ナッツと呼ばれるナッツです。アイスやチョコレート等に入っていることも多く、日本でも馴染みのあるナッツだと思いますが、そのまま単体で食べたことがある方は少ないのではないでしょうか。
日本国内で消費されるヘーゼルナッツは、そのほとんどを輸入に頼っており、2019年の国別輸入シェアでは、実にトルコが約98.7%を占め、イタリア約1.0%と、ほぼこの2国からのみの輸入実績となっています。(日本ナッツ協会:輸入統計2019年より)
国別生産量で見てもトルコが1位、イタリアが2位となっています(2019年)。
【関連ページ】ヘーゼルナッツの産地・生産量ランキング【世界】
イタリア産のヘーゼルナッツは、アーモンドのマルコナ種と同様にシチリア島で収穫されたものが輸入されており、やはり高級品として扱われています。
ピーカンナッツ
ピーカンナッツは、ペカンナッツやヒッコリーとも呼ばれます。菓子業界など、ナッツに関わる業界では前述の6種類のナッツとほぼ同列に扱われていますが、一般的にはあまり知られていないように思います。業界人と一般の消費者の方で最も知名度に差があるナッツかもしれません。
日本に輸入されるピーカンナッツの約99.9%はアメリカ産です。(日本ナッツ協会:輸入統計2019年より)
形状や食感はクルミとよく似たナッツですが、色は深い茶色で、そのまま食べるとやや苦みのあるクルミに対して、ピーカンナッツは優しい甘みがあり、ローストしたものをそのまま単体でも美味しく食べることができます。
筆者の個人的な好みですが、単独で食べた時に最も美味しいと思うナッツがこのピーカンナッツです。
【ピーカンナッツ詳細ページ】
ピーカンナッツの知識|産地情報と生産量・スイーツも紹介
ここまでの7種類のナッツは、菓子業界等では一般的なナッツで、チョコレート等のお菓子に使われる他、ミックスナッツ等にも採用されています。
【ミックスナッツ関連ページ】
ミックスナッツの違いと選び方|8タイプに分類・比較
ここからは、日本ではあまり見かけない珍しいナッツや、もしかしたら一般的にはナッツというイメージが無いかもしれないナッツを紹介します。
ブラジルナッツ
ブラジルナッツは、ブラジルナットノキの種子で、その名のとおりブラジルを含む南米で収穫されます。栽培は困難で、自生しているものを手作業で収穫したものが流通しています。
【関連ページ】ブラジルナッツの産地・生産量ランキング【世界】
日本ではあまり馴染みのないナッツだと思いますが、2016年に開催されたリオのオリンピックの頃に、ブラジルつながりで売れると見込んだ商社がそれなりの量を輸入し、売り場にドッと並んだことがあったりします。ですので、その前後にスーパー等で目にしている方も多いかもしれません。
それ以来、人気や販売が継続している場所もあるようです。
ちなみに、日本のミックスナッツにはまず入っていませんが、「コストコ」ブランドのミックスナッツには入っているものがあります。
【ミックスナッツ関連ページ】
ミックスナッツの違いと選び方|8タイプに分類・比較
ピリナッツ
ピリナッツは、ピリという熱帯性の高木の種子で、主に東南アジアに分布します。ピーナッツ(落花生)に字面が似ていますが、全く関係ありません。商業ベースで生産・加工されているのはフィリピンのみで、日本国内で少量流通しているものもフィリピン産です。
一粒が大きいナッツで、舌触りが良く品のある甘みもあり美味ですが、流通量が少なく高価なナッツです。日本で流通しているものは品質面でややバラツキがある印象ですが、美味しいものは本当に美味しいです。
【ピリナッツ詳細ページ】
ピリナッツの知識|産地情報や生産量・加工品について
コーラナッツ
コーラナッツ(Kola nut)は、主に西アフリカの熱帯雨林で自生または栽培される、アオイ科コラ属の常緑樹コラノキの種子で、FAO(国際連合食糧農業機関)の統計によると生産量世界一はナイジェリアです(2019年産)。
その名のとおり、コーラナッツは「飲料のコーラ」と深い関係があります。
1880年代に、ジョージア州の薬剤師ジョン・ペンバートン氏が、コーラナッツから抽出したカフェイン等を使って発明した飲み物こそ、世界初のコーラ飲料と言われている、あのコカ・コーラです。
コカ・コーラのレシピは企業秘密として厳重に守られていることで有名ですが、現在では少なくともコーラナッツ抽出物は含んでおらず、その代わりとして人工的にそれを再現した香料が使用されているようです。
また、日本のスーパーやコンビニ等で一般に販売されるコーラ飲料にも、コーラナッツの抽出物は含まれていません。
現在では、本物のコーラナッツ抽出物を使ったコーラは希少な存在になっており、下のリンクのように、「コーラナッツを使用していること」それ自体が差別化されて売られています。
【コーラナッツ詳細ページ】
コーラナッツの知識|産地情報や生産量・歴史について
ココナッツ
ココナッツは、硬い殻に覆われた木の実で1つの実の重さは2kg~4kgにもなります。日本食品標準成分表2015年版(七訂)においては、胚乳のうち液状の部分に関するものが果実類に、固形の部分に関するものが種実類に収録されています。
熱帯、亜熱帯地域で収穫され、日本では主に東南アジア産のものが流通しています。
国別の生産量を見ると、1位インドネシア、2位フィリピン、3位インドが僅差で世界シェアを分け合っており、この3ヶ国で世界の生産量の約75%を生産しています。
【関連ページ】ココナッツの産地・生産量ランキング【世界】
近年はココナッツミルクやココナッツオイルが人気ですが、ココナッツの実そのものをしっかり味わうなら「ココナッツチャンク」(chunk:大きい塊)という形態のものがおすすめです。
栗
栗は、下図のような「堅果」と呼ばれる作りの果実を形成します。鬼皮と呼ばれる堅い部分が、じつは他のフルーツで言う「果肉」に当たり、一般に食べている部分は「種子」に当たるわけですね。
栗は「ナッツ」というイメージからは離れているかもしれませんが、むしろ植物学上は栗やシイの実(ドングリ)のような「堅果」のみが狭義のナッツに分類されます。
とはいえ、一般的には、植物学上の狭義の定義にとらわれず、ここまで紹介してきたアーモンドやピスタチオ等も含め、「人が食用とする木の実(樹木の種子)」全般をナッツと呼ぶことが多いと思います。
2019年産のデータでは、栗の生産量の日本一は茨城県、世界一は中国となっています。
【関連ページ】栗(クリ)の産地・生産量ランキング【日本/世界】
栗は中国栗、和栗、ヨーロッパ栗、アメリカ栗などに分類されます。
中国栗は、中国や朝鮮半島、日本国内でも収穫されます。よく耳にする天津甘栗は、定義が複雑で、中国栗自体の別名・通称として使われることもあれば、天津港から出荷された栗のみを天津甘栗と呼ぶこともあり、料理としての天津甘栗を指すこともあります。
和栗は国内では茨城県や熊本県、朝鮮半島にも古くから自生しています。しかしながら、他の品種の栗と比べても皮が剥きづらく、高齢化が進んで剥き加工をする業者さんが少なくなっていることもあり、国産栗であっても一旦中国に輸送して加工してから再輸入しているところも多いそうです。
ヨーロッパ栗は、フランスやイタリアなどヨーロッパの広範囲で栽培されています。ヨーロッパ栗の中でも更に細分化された品種の違いによって、モンブランに向くものやマロングラッセに向くものがあるとされ、焼き栗としても利用されます。
栃の実
「栃の実(トチノミ)」は、トチノキ科トチノキ属の落葉広葉樹である「トチノキ(学名:Aesculus turbinata Blume)」の種子のことです。
トチノキ(栃の木)は日本原産の樹木です。「縄文時代の遺跡」からも頻繁に栃の実が出土することで知られており、栃の実はまさに「日本のナッツ(木の実)」と言える存在です。
栃の木は、その名の通り「栃木県の県木」に指定されています。また、小学校教科書にも採用されている「モチモチの木」で、主人公の豆太が「モチモチの⽊」と名付け恐れた木としても知られています。
栃の実は、外観は「栗」に非常に良く似ていますが、苦み・渋みを持つ「サポニン」や「タンニン」を多く含むため、単に煮たり焼いたりしてだけで直接食べることはできず、「アク抜き」が必要になります。栃の実の食べ方としては、「栃餅」が有名です。
【栃の実の詳細ページ】
トチノミ(栃の実)とは?|食べ方・アク抜き・お菓子も紹介
松の実
松の実は、成熟した「まつぼっくり」の中にできる種子の中の「白い胚乳の部分」のことで、中国料理や韓国料理、イタリア料理や製菓材料として利用されています。
銀杏(ぎんなん)
イチョウの種子の部分で、日本でも茶碗蒸しでおなじみの木の実だと思います。
国産のほか、中国産や韓国産のものも流通しています。
2017年のデータでは、国産銀杏の生産量は大分県が27%でトップシェア、次いで愛知県、香川県となっています。
【関連ページ】銀杏(ぎんなん)の産地・生産量ランキング【日本】
サチャインチナッツ
サチャインチナッツは、サチャインチと呼ばれるトウダイグサ科の低木の種子で、別名インカのナッツとも呼ばれます。インカの別名が示す通り南アメリカに自生しますが、商業ベースで栽培されているのは東南アジアのタイで、南アメリカのものに比べ品質も安定しているようです。
体に良い成分が壊れてしまわないように、との理由で生食を薦める記述を散見しますが、生の種子には毒性がありますので熱して食べるべきです。また、感じ方の個人差やナッツの個体差はありますが、やや土臭い風味がありますので、その意味でも加熱・味付けをして食べた方が良いでしょう。もっとも、日本で流通しているサチャインチナッツのほとんどはロースト済の状態だとは思いますが。
カヤの実
筆者の知識が乏しいため、引用させていただきます。国産のものが少量流通しているようです。
「かや」の実は、山地に自生するイチイ科の高木の種子で東北地方が主産地である。
引用元:文部科学省, 日本食品標準成分表2015年版(七訂), 食品群別留意点 5)種実類
ドングリ
ドングリはブナ科の果実の総称で、人生で一度くらいは食べたことがある方も少なくないかもしれません。
筆者も小学生の時に食べた記憶がわずかにあるのと、大学時代、事の経緯は忘れてしましましたが、教授がキャンパスに落ちているどんぐりを電子レンジにかけて食べていたのを一つ頂いたことがあります。
ブナ科と言っても、ブナやクヌギなど多岐に渡りますが、食用に適するのはシイの実とも呼ばれるシイ属またはマテバシイ属のドングリくらいです。衛生的なものであれば、生で食べることも出来るようです。
なお、前述の栗もブナ科のため、広義にはドングリに含まれますが、一般にドングリと認識されることは少ないかと思います。
ナッツの定義とナッツに似た食品について
ナッツの定義
ナッツの定義はなかなか難しいのですが、狭い意味では、植物学上の果実の分類である「堅果」のみがナッツに該当します。(「堅果」のことを、英語で「nut」と言います)
「堅果」は、一般的なフルーツの「果肉」にあたる部分が堅い皮のようになっている作りの果実で、ヘーゼルナッツや栗、シイの実などのドングリがその代表例です。
そういった、狭義の植物学上の意味で言えば、一般的にナッツと呼ばれるアーモンドやカシューナッツなども、厳密にはナッツではないものに該当します。
とはいっても、基本的には、植物学上の狭義の定義にとらわれず、「人が食用とする木の実(樹木の種子)」全般をナッツと呼ぶことが多いと思われ、これが一般的なイメージにも実態にも近い定義だと考えられます。
日本のネット上では、ナッツを「堅果、核果、種子」の3パターンに分類する記述が多いようですが、そのあたりの話も含め、ナッツの定義については、次のページで詳しく解説・考察しています。
関連ページ:ナッツの定義についての考察
ナッツに似た食品
前述した「人が食用とする木の実(樹木の種子)」の定義に当てはまらないものの、ナッツに似たような食品として扱われている食品として、以下のようなものがあります。
- ナッツの名がつくもの
- ピーナッツ(落花生)
- タイガーナッツ
- バターナッツ
- ミックスナッツに入れられがち/ナッツメーカーが扱いがち
- ジャイアントコーン
- ヒヨコ豆(ガルバンソー)
- レンズ豆(レンティル)
- かぼちゃの種(パンプキンシード)
- ひまわりの種(サンフラワーシード)
- 「●●の実」と呼ばれるもの
- クコ(枸杞)の実/ゴジベリー
- ヒシ(菱)の実
- 樹木の種子でナッツ扱いされないもの
- カカオ豆
- コーヒー豆
これらについては、以下のページで詳しく紹介しています。
関連ページ:ナッツに似た食品一覧|厳密にはナッツではないものは?
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。