日本のネクタリン生産量の概要

ネクタリンの生産量、日本一は長野県です。
2位以降の順位とシェア・推移についても、表とグラフで掲載しています。
※目次から任意の項目にジャンプすることもできます。
※ネクタリンの生産量は、桃(もも)の生産量の中に含まれています。
⇒ネクタリンを含む桃(もも)の国内生産量については下記のページに掲載しています。
関連ページ:【都道府県】桃(もも)の産地・生産量ランキング
⇒また、世界の類似ランキングのページもあります。
関連ページ:【世界】桃(もも)の産地・生産量ランキング
最新ランキングと国内シェア
※「最新」の意味について:農林水産省による統計の確報が公表されるのは「年末から数えて、およそ2年後~2年半後」です(主要な果物に指定されていない特産果樹の場合)。そのため、2021年(令和3年)の生産量については、2024年以降の更新になると思われます。

・ネクタリン生産量の日本一は長野県で、全国シェアは66.4%です(2018年)。
・生産量1位の長野県、2位の福島県、3位山梨県の3県あわせて、国内生産量の約95%を生産しています。
順位 | 都道府県 | 生産量 | 全国シェア | 主要産地名(市町村名) |
---|---|---|---|---|
– | 全国 | 1,404.3(t) | – | – |
1位 | 長野 | 932.5(t) | 66.4% | 長野市、須坂市、松本市 |
2位 | 福島 | 206.0(t) | 14.7% | 須賀川市、会津若松市、福島市 |
3位 | 山梨 | 202.3(t) | 14.4% | 甲州市、中央市、山梨市 |
4位 | 青森 | 61.1(t) | 4.4% | 弘前市、三戸町、五戸町 |
5位 | 新潟 | 1.9(t) | 0.1% | 佐渡市 |
6位 | 群馬 | 0.5(t) | 0.0% | みなかみ町 |
※都道府県名のクリックで、各都道府県の特産物一覧ページを開きます。
1位:長野県
長野 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 1位 | 932.5(t) | 66.4% |
栽培面積 | 1位 | 104.4 (ha) | 71.9% |
・国産ネクタリン生産量(収穫量)1位の産地、長野県の年間生産量は932.5(t)で、全国シェアは66.4%です。
⇒長野県(人口約205万人)は、「都道府県民1人当たりのネクタリン生産量」でも1位にランクしており、1人当たり生産量は約0.46(kg)となっています。
・栽培面積は1位で、104.4 (ha)です。
⇒これは長野県全体の約0.008%を占める広さに相当し、「長野県の約12990分の1がネクタリン園」という計算になります。
⇒この「都道府県面積に対するネクタリン栽培面積の割合」も長野県が1位となっています。
・県内の主要産地は「長野市、須坂市、松本市」等です。
2位:福島県
福島 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 2位 | 206.0(t) | 14.7% |
栽培面積 | 2位 | 15.8 (ha) | 10.9% |
・国産ネクタリン生産量(収穫量)2位の産地、福島県の年間生産量は206.0(t)で、全国シェアは14.7%です。
⇒福島県(人口約185万人)は、「都道府県民1人当たりのネクタリン生産量」では3位にランクしており、1人当たり生産量は約0.11(kg)となっています。
・栽培面積は2位で、15.8 (ha)です。
⇒これは福島県全体の約0.001%を占める広さに相当し、「福島県の約87240分の1がネクタリン園」という計算になります。
・県内の主要産地は「須賀川市、会津若松市、福島市」等です。
3位:山梨県
山梨 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 3位 | 202.3(t) | 14.4% |
栽培面積 | 4位 | 10.1 (ha) | 7.0% |
・国産ネクタリン生産量(収穫量)3位の産地、山梨県の年間生産量は202.3(t)で、全国シェアは14.4%です。
⇒山梨県(人口約81万人)は、「都道府県民1人当たりのネクタリン生産量」では2位にランクしており、1人当たり生産量は約0.25(kg)となっています。
・栽培面積は4位で、10.1 (ha)です。
⇒これは山梨県全体の約0.002%を占める広さに相当し、「山梨県の約44211分の1がネクタリン園」という計算になります。
・県内の主要産地は「甲州市、中央市、山梨市」等です。
国内生産量の推移

年次 | 全国 | 長野 | 福島 | 山梨 | 青森 | 新潟 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2003年 | 3,715.4 | 2,370.0 | 138.1 | 931.0 | 129.6 | 23.0 | 123.7 |
2004年 | 3,382.7 | 2,120.0 | 138.1 | 790.1 | 151.8 | 60.1 | 122.6 |
2005年 | 3,624.6 | 2,510.0 | 379.6 | 446.4 | 116.3 | 39.0 | 133.3 |
2006年 | 2,540.5 | 1,870.0 | 355.5 | 32.6 | 106.7 | 40.3 | 135.4 |
2007年 | 2,973.2 | 2,068.0 | 274.5 | 403.0 | 106.7 | 4.2 | 116.8 |
2008年 | 2,615.0 | 2,068.0 | 284.3 | 66.0 | 106.7 | 6.8 | 83.2 |
2009年 | 2,543.9 | 2,050.0 | 246.5 | 57.3 | 103.7 | 5.8 | 80.6 |
2010年 | 2,379.5 | 1,920.0 | 250.5 | 54.8 | 96.9 | 5.8 | 51.5 |
2011年 | 2,434.3 | 1,938.0 | 324.0 | 60.4 | 57.6 | 2.8 | 51.5 |
2012年 | 2,349.0 | 1,932.0 | 222.0 | 56.6 | 76.6 | 3.3 | 58.5 |
2013年 | 2,137.6 | 1,600.0 | 359.0 | 100.8 | 66.4 | 1.5 | 9.9 |
2014年 | 2,203.1 | 1,605.0 | 415.0 | 108.1 | 66.4 | 2.0 | 6.6 |
2015年 | 1,793.9 | 1,146.4 | 332.4 | 239.8 | 68.9 | 2.0 | 4.4 |
2016年 | 1,747.6 | 1,184.0 | 275.0 | 212.3 | 68.9 | 3.0 | 4.4 |
2017年 | 1,677.5 | 1,193.7 | 203.0 | 205.0 | 68.9 | 2.5 | 4.4 |
2018年 | 1,404.3 | 932.5 | 206.0 | 202.3 | 61.1 | 1.9 | 0.5 |
・日本のネクタリン生産量は、減少傾向で推移しています。
【参考資料について】
ランキング表やグラフ等(個別に出典または引用表記のあるものを除く)は、農林水産省・水産庁・総務省またはFAO(国際連合食糧農業機関)によるデータを再編集または一部加工し、食品データ館が作成したものです。