日本の長芋(ながいも)生産量の概要

長芋(ながいも)の生産量、日本一は北海道です。
2位以降の順位とシェア・推移についても、表とグラフで掲載しています。
※目次から任意の項目にジャンプすることもできます。
※ナガイモの生産量は、ヤマノイモの生産量の中に含まれています。
⇒ナガイモを含むヤマノイモの国内生産量については下記のページに掲載しています。
関連ページ:【都道府県】ヤマノイモの産地・生産量ランキング
⇒また、世界の類似ランキングのページもあります。
関連ページ:【世界】ヤマノイモの産地・生産量ランキング
・すりおろして⾷べることが多く、「とろろ」や「とろろいも」とも呼ばれます。
・⼭芋(ヤマイモ)、⾃然薯(ジネンジョ)とも呼ばれる⽇本の在来種のことを主に指します。
・ただし、⾵味や形状は異なりますが、もともとは中国が原産とされる⻑芋(ナガイモ)等も、これに分類されます。
・ナガイモの⼀種「いちょういも」は、関東では「⼤和芋(ヤマトイモ)」と呼ばれることが多いようです。
最新ランキングと国内シェア
※「最新」の意味について:農林水産省による主要な野菜・果物の統計の確報が公表されるのは「翌年の12月頃」です。そのため、2020年(令和2年)の生産量については、2021年12月頃の更新になります。

・長芋(ながいも)生産量の日本一は北海道で、全国シェアは49.7%です(2019年)。
・生産量1位の北海道、2位の青森県、3位長野県の3道県あわせて、国内生産量の約91%を生産しています。
順位 | 都道府県 | 生産量 | シェア(構成比) |
---|---|---|---|
– | 全国 | 149,700 (t) | – |
1位 | 北海道 | 74,400 (t) | 49.7% |
2位 | 青森 | 55,800 (t) | 37.3% |
3位 | 長野 | 6,730 (t) | 4.5% |
4位 | 岩手 | 3,570 (t) | 2.4% |
5位 | 茨城 | 2,710 (t) | 1.8% |
6位 | 鳥取 | 1,560 (t) | 1.0% |
7位 | 秋田 | 845 (t) | 0.6% |
8位 | 山梨 | 602 (t) | 0.4% |
9位 | 千葉 | 185 (t) | 0.1% |
10位 | 埼玉 | 34 (t) | 0.0% |
※都道府県名のクリックで、各都道府県の特産物一覧ページを開きます。
1位:北海道
北海道 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 1位 | 74,400 (t) | 49.7% |
結果樹面積 | 2位 | 2,060 (ha) | 38.8% |
・国産長芋の生産量(収穫量)1位の産地、北海道の年間生産量は74,400 (t)で、全国シェアは49.7%です。
・作付面積は2位で、2,060 (ha)です。
⇒これは北海道全体の約0.025%を占める広さに相当し、「北海道の約4050分の1は長芋畑」という計算になります。
2位:青森県
青森 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 2位 | 55,800 (t) | 37.3% |
結果樹面積 | 1位 | 2,250 (ha) | 42.4% |
・国産長芋の生産量(収穫量)2位の産地、青森県の年間生産量は55,800 (t)で、全国シェアは37.3%です。
・作付面積は1位で、2,250 (ha)です。
⇒これは青森県全体の約0.233%を占める広さに相当し、「青森県の約429分の1は長芋畑」という計算になります。この「都道府県面積に対する長芋作付面積の割合」は青森県が1位です。
3位:長野県
長野 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 3位 | 6,730 (t) | 4.5% |
結果樹面積 | 3位 | 285 (ha) | 5.4% |
・国産長芋の生産量(収穫量)3位の産地、長野県の年間生産量は6,730 (t)で、全国シェアは4.5%です。
・作付面積は3位で、285 (ha)です。
⇒これは長野県全体の約0.021%を占める広さに相当し、「長野県の約4758分の1は長芋畑」という計算になります。
国内生産量の推移

年次 | 全国 | 北海道 | 青森 | 長野 | 岩手 | 茨城 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2007年 | 158,700 | 65,200 | 71,800 | 9,570 | 3,540 | – | 8,590 |
2008年 | 150,100 | 62,500 | 66,500 | 9,580 | 3,310 | – | 8,210 |
2009年 | 138,000 | 59,200 | 59,500 | 8,650 | 3,080 | – | 7,570 |
2010年 | 145,200 | 67,700 | 58,600 | 8,370 | 3,350 | – | 7,180 |
2011年 | 137,000 | 59,000 | 60,000 | 7,890 | 3,390 | – | 6,720 |
2012年 | 138,900 | 62,500 | 58,500 | 7,870 | 3,480 | – | 6,550 |
2013年 | 136,500 | 57,600 | 59,000 | 7,860 | 3,190 | 3,080 | 5,770 |
2014年 | 141,400 | 61,800 | 59,100 | 8,180 | 3,470 | 2,920 | 5,930 |
2015年 | 138,200 | 61,700 | 56,500 | 7,530 | 3,610 | 2,890 | 5,970 |
2016年 | 124,700 | 50,900 | 52,900 | 8,000 | 3,550 | 3,130 | 6,220 |
2017年 | 138,300 | 64,000 | 53,800 | 7,580 | 3,380 | 3,050 | 6,490 |
2018年 | 134,400 | 60,400 | 54,000 | 7,100 | 3,490 | 2,970 | 6,440 |
2019年 | 149,700 | 74,400 | 55,800 | 6,730 | 3,570 | 2,710 | 6,490 |
・日本の長芋生産量は、おおむね横ばいで推移しています。
【参考資料について】
ランキング表やグラフ等(個別に出典または引用表記のあるものを除く)は、農林水産省・水産庁・総務省またはFAO(国際連合食糧農業機関)によるデータを再編集または一部加工し、食品データ館が作成したものです。