日本の非結球レタス(サニーレタス等)生産量の概要

サニーレタス等の生産量、日本一は長野県です。
2位以降の順位とシェア・推移についても、表とグラフで掲載しています。
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最新ランキングと国内シェア
※「最新」の意味について:農林水産省による調査は「偶数年のみ」で、かつ統計の確報が公表される時期は「年末から数えて、およそ1年半後~2年半後」です(主要な野菜に指定されていない地域特産野菜の場合)。そのため、2019年の調査はなく、2020年(令和2年)の生産量については2022年以降の更新になると思われます。

・サニーレタス等(※)生産量の日本一は長野県で、全国シェアは39.8%です(2018年)。
※注:サニーレタスやリーフレタスを含めた非結球レタスの生産量です。
・生産量1位の長野県、2位の福岡県、3位茨城県の3県あわせて、国内生産量の約67%を生産しています。
順位 | 都道府県 | 生産量 | 全国シェア | 主要産地名(市町村名) |
---|---|---|---|---|
– | 全国 | 67,362 (t) | – | – |
1位 | 長野 | 26,812 (t) | 39.8% | 川上村、御代田町、南牧村 |
2位 | 福岡 | 10,030 (t) | 14.9% | 久留米市、大刀洗町、八女市 |
3位 | 茨城 | 8,314 (t) | 12.3% | 坂東市、古河市、境町 |
4位 | 静岡 | 2,206 (t) | 3.3% | 磐田市、森町、菊川市 |
5位 | 香川 | 2,121 (t) | 3.1% | 観音寺市、善通寺市、三豊市 |
6位 | 群馬 | 2,102 (t) | 3.1% | 長野原町、沼田市、昭和村 |
7位 | 愛知 | 2,092 (t) | 3.1% | 豊橋市、田原市、南知多町 |
8位 | 岩手 | 1,895 (t) | 2.8% | 一戸町、岩手町、盛岡市 |
9位 | 千葉 | 1,883 (t) | 2.8% | 旭市、山武市、東庄町 |
10位 | 北海道 | 1,642 (t) | 2.4% | 札幌市、北広島市、伊達市 |
※都道府県名のクリックで、各都道府県の特産物一覧ページを開きます。
1位:長野県
長野 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
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生産量 | 1位 | 26,812 (t) | 39.8% |
作付面積 | 1位 | 1,237.0 (ha) | 36.8% |
・国産サニーレタス等の生産量(収穫量)1位の産地、長野県の年間生産量は26,812 (t)で、全国シェアは39.8%です。
・作付面積は1位で、1,237.0 (ha)です。
⇒これは長野県全体の約0.091%を占める広さに相当し、「長野県の約1096分の1はサニーレタス等畑」という計算になります。
・県内の主要産地は「川上村、御代田町、南牧村」等です。
2位:福岡県
福岡 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 2位 | 10,030 (t) | 14.9% |
作付面積 | 2位 | 598.0 (ha) | 17.8% |
・国産サニーレタス等の生産量(収穫量)2位の産地、福岡県の年間生産量は10,030 (t)で、全国シェアは14.9%です。
・作付面積は2位で、598.0 (ha)です。
⇒これは福岡県全体の約0.12%を占める広さに相当し、「福岡県の約834分の1はサニーレタス等畑」という計算になります。この「都道府県面積に対するサニーレタス等作付面積の割合」は福岡県が1位です。
・県内の主要産地は「久留米市、大刀洗町、八女市」等です。
3位:茨城県
茨城 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
---|---|---|---|
生産量 | 3位 | 8,314 (t) | 12.3% |
作付面積 | 3位 | 449.0 (ha) | 13.3% |
・国産サニーレタス等の生産量(収穫量)3位の産地、茨城県の年間生産量は8,314 (t)で、全国シェアは12.3%です。
・作付面積は3位で、449.0 (ha)です。
⇒これは茨城県全体の約0.074%を占める広さに相当し、「茨城県の約1358分の1はサニーレタス等畑」という計算になります。
・県内の主要産地は「坂東市、古河市、境町」等です。
国内生産量の推移

年次 | 全国 | 長野 | 福岡 | 茨城 | 静岡 | 香川 | その他 |
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2000年 | 50,926 | 22,661 | 8,114 | 7,422 | 1,031 | 742 | 10,956 |
2002年 | 52,171 | 19,100 | 9,530 | 13,458 | 844 | 886 | 8,353 |
2004年 | 51,728 | 19,000 | 9,212 | 11,887 | 591 | 802 | 10,235 |
2006年 | 51,455 | 21,654 | 7,052 | 10,800 | 932 | 933 | 10,084 |
2008年 | 51,923 | 22,038 | 7,665 | 9,257 | 892 | 928 | 11,142 |
2010年 | 48,287 | 21,297 | 7,748 | 6,701 | 734 | 997 | 10,810 |
2012年 | 56,492 | 23,914 | 8,099 | 8,009 | 915 | 1,402 | 14,153 |
2014年 | 67,825 | 28,961 | 10,724 | 8,360 | 1,407 | 1,581 | 16,792 |
2016年 | 63,577 | 27,092 | 8,728 | 9,001 | 1,654 | 2,024 | 15,078 |
2018年 | 67,362 | 26,812 | 10,030 | 8,314 | 2,206 | 2,121 | 17,879 |
・生産量が減少する国産野菜が多いなか、日本のサニーレタス等の生産量は、わずかに増加傾向で推移しています。
【参考資料について】
ランキング表やグラフ等(個別に出典または引用表記のあるものを除く)は、農林水産省・水産庁・総務省またはFAO(国際連合食糧農業機関)によるデータを再編集または一部加工し、食品データ館が作成したものです。