日本のカブ生産量の概要

カブ(蕪)の生産量、日本一は千葉県です。
2位以降の順位とシェア・推移についても、表とグラフで掲載しています。
※目次から任意の項目にジャンプすることもできます。
※なお、世界の類似ランキングのページもあります(ニンジン・カブの合計生産量ランキングです)。
関連ページ:【世界】ニンジン・カブの産地・生産量ランキング
最新ランキングと国内シェア
※「最新」の意味について:農林水産省による主要な野菜・果物の統計の確報が公表されるのは「翌年の12月頃」です。そのため、2020年(令和2年)の生産量については、2021年12月頃の更新になります。

・カブ(蕪)生産量の日本一は千葉県で、全国シェアは27.0%です(2019年)。
・生産量1位の千葉県、2位の埼玉県、3位青森県の3県あわせて、国内生産量の約48%を生産しています。
順位 | 都道府県 | 生産量 | シェア(構成比) |
---|---|---|---|
– | 全国 | 112,600 (t) | – |
1位 | 千葉 | 30,400 (t) | 27.0% |
2位 | 埼玉 | 16,200 (t) | 14.4% |
3位 | 青森 | 7,140 (t) | 6.3% |
4位 | 滋賀 | 4,990 (t) | 4.4% |
5位 | 京都 | 4,900 (t) | 4.4% |
6位 | 福岡 | 4,210 (t) | 3.7% |
7位 | 北海道 | 3,520 (t) | 3.1% |
8位 | 山形 | 3,330 (t) | 3.0% |
9位 | 新潟 | 3,080 (t) | 2.7% |
10位 | 岐阜 | 2,840 (t) | 2.5% |
※都道府県名のクリックで、各都道府県の特産物一覧ページを開きます。
1位:千葉県
千葉 | 順位 | 数値 | シェア(構成比) |
---|---|---|---|
生産量 | 1位 | 30,400 (t) | 27.0% |
作付面積 | 1位 | 904 (ha) | 21.5% |
・カブの生産量(収穫量)1位の産地、千葉県の年間生産量は30,400 (t)で、全国シェアは27.0%です。
・作付面積は1位で、904 (ha)です。
⇒これは千葉県全体の約0.175%を占める広さに相当し、「千葉県の約571分の1はカブ(蕪)畑」という計算になります。この「都道府県面積に対するカブ(蕪)作付面積の割合」も千葉県が1位です。
2位:埼玉県
埼玉 | 順位 | 数値 | シェア(構成比) |
---|---|---|---|
生産量 | 2位 | 16,200 (t) | 14.4% |
作付面積 | 2位 | 416 (ha) | 9.9% |
・カブの生産量(収穫量)2位の産地、埼玉県の年間生産量は16,200 (t)で、全国シェアは14.4%です。
・作付面積は2位で、416 (ha)です。
⇒これは埼玉県全体の約0.110%を占める広さに相当し、「埼玉県の約913分の1はカブ(蕪)畑」という計算になります。
3位:青森県
青森 | 順位 | 数値 | シェア(構成比) |
---|---|---|---|
生産量 | 3位 | 7,140 (t) | 6.3% |
作付面積 | 4位 | 189 (ha) | 4.5% |
・カブの生産量(収穫量)3位の産地、青森県の年間生産量は7,140 (t)で、全国シェアは6.3%です。
・作付面積は4位で、189 (ha)です。
⇒これは青森県全体の約0.020%を占める広さに相当し、「青森県の約5104分の1はカブ(蕪)畑」という計算になります。
国内生産量の推移

年次 | 全国 | 千葉 | 埼玉 | 青森 | 滋賀 | 京都 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2006年 | 150,700 | 43,300 | 13,900 | 9,370 | 5,620 | 5,440 | 73,070 |
2007年 | 159,300 | 46,800 | 17,600 | 9,040 | 5,230 | 5,590 | 75,040 |
2008年 | 159,100 | 47,500 | 18,300 | 9,440 | 4,810 | 5,340 | 73,710 |
2009年 | 155,000 | 45,500 | 18,500 | 9,450 | 4,540 | 5,630 | 71,380 |
2010年 | 144,600 | 41,800 | 18,400 | 8,280 | 4,240 | 5,310 | 66,570 |
2011年 | 139,400 | 40,300 | 18,400 | 8,570 | 4,110 | 5,230 | 62,790 |
2012年 | 136,100 | 36,600 | 17,900 | 8,850 | 4,370 | 5,480 | 62,900 |
2013年 | 132,500 | 35,800 | 17,200 | 8,290 | 5,110 | 5,350 | 60,750 |
2014年 | 130,700 | 36,000 | 16,000 | 8,590 | 5,650 | 5,220 | 59,240 |
2015年 | 131,900 | 35,700 | 16,800 | 8,100 | 5,640 | 5,380 | 60,280 |
2016年 | 128,700 | 36,500 | 17,200 | 7,620 | 5,750 | 5,130 | 56,500 |
2017年 | 119,300 | 32,600 | 17,100 | 7,240 | 5,390 | 4,960 | 52,010 |
2018年 | 117,700 | 34,400 | 17,300 | 6,720 | 5,200 | 4,400 | 49,680 |
2019年 | 112,600 | 30,400 | 16,200 | 7,140 | 4,990 | 4,900 | 48,970 |
・日本のカブ生産量は、減少傾向にあります。
・生産量1位の千葉県をはじめ、その他の都道府県も多くが生産量を落としています。
・2位の埼玉県は比較的生産量が安定しており、ほぼ横ばい傾向にあります。
【参考資料について】
ランキング表やグラフ等(個別に出典または引用表記のあるものを除く)は、農林水産省・水産庁・総務省またはFAO(国際連合食糧農業機関)によるデータを再編集または一部加工し、食品データ館が作成したものです。