【都道府県】エビ類(海老)の合計漁獲量ランキング

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日本のエビ類合計漁獲量の概要

日本のエビ類(海老)の合計漁獲量ランキングのアイキャッチ

エビ類(海老)の合計の漁獲量、日本一は佐賀県です。

2位以降の順位とシェア・推移についても、表とグラフで掲載しています。
目次から任意の項目にジャンプすることもできます。

【関連ページ】エビ類(海老)の漁獲量ランキング一覧

※エビ類の漁獲量は、イセエビ・クルマエビ・その他のエビ類と、それらの「合計漁獲量」の区分で集計されています。

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最新ランキングと国内シェア

※「最新」の意味について:農林水産省による漁獲量調査の確報が公表される時期は「年末から数えて、およそ12~13ヶ月後」です。そのため、2020年(令和2年)の漁獲量については、2021年12月以降の更新になると思われます。
※漁獲量のランキングやシェアです。養殖の生産量は含みません。

日本のエビ類の合計漁獲量の割合グラフ2019年

・エビ類(海老)の合計漁獲量の日本一は佐賀県で、全国シェアは14.9%です(2019年)。

・漁獲量1位の佐賀県、2位の北海道、3位兵庫県の3道県あわせて、国内漁獲量の約36%を漁獲しています。

順位都道府県漁獲量全国シェア主要産地名(市町村名)
全国計12,948 (t)100%
1位佐賀1,925 (t)14.9%太良町、佐賀市、白石町
2位北海道1,580 (t)12.2%増毛町、余市町、森町
3位兵庫1,118 (t)8.6%新温泉町、姫路市、淡路市
4位石川993 (t)7.7%金沢市、志賀町、加賀市
5位愛媛808 (t)6.2%今治市、松山市、西条市
6位富山787 (t)6.1%富山市、射水市、高岡市
7位愛知566 (t)4.4%南知多町、碧南市、蒲郡市
8位福井487 (t)3.8%坂井市、越前町、福井市
9位新潟421 (t)3.3%佐渡市、新潟市、糸魚川市
10位山口402 (t)3.1%宇部市、下関市、山口市
表:都道府県別のエビ類(海老)の合計漁獲量と全国シェア(2019年)
※都道府県名のクリックで、各都道府県の特産物一覧ページを開きます。

1位:佐賀県

佐賀県のエビ類の合計漁獲量についての詳細
佐賀順位数値全国シェア
漁獲量1位1,925 (t)14.9%
産出額3位15.3 億円6.8%

・国産エビ類の合計の漁獲量(≒水揚げ量)1位の産地、佐賀県の年間漁獲量は1,925 (t)で、全国シェアは14.9%です。

・産出額は3位で、15.3 億円です。 ※産出額は前年参考値を記載しています。

・佐賀県内の主要産地は「太良町、佐賀市、白石町」等です。
⇒有明海で内海性の海⽼が多く漁獲されます。なかでも多いのはシバエビで、現地ではマエビと呼ばれる海⽼です。

2位:北海道

北海道のエビ類の合計漁獲量についての詳細
北海道順位数値全国シェア
漁獲量2位1,580 (t)12.2%
産出額1位29.9 億円13.4%

・国産エビ類の合計の漁獲量(≒水揚げ量)2位の産地、北海道の年間漁獲量は1,580 (t)で、全国シェアは12.2%です。

・産出額は1位で、29.9 億円です。 ※産出額は前年参考値を記載しています。

・道内の主要産地は「増毛町、余市町、森町」等です。
⇒寿司ネタで知られる⽢海⽼(ホッコクアカエビ)や、ボタンエビの近縁のトヤマエビが沖に広く分布します。また、⽇本最⼤の汽⽔湖(海⽔と淡⽔が⼊り交じった湖)であるサロマ湖で北海シマエビ(ホッカイエビ)なども漁獲されます。

3位:兵庫県

兵庫県のエビ類の合計漁獲量についての詳細
兵庫順位数値全国シェア
漁獲量3位1,118 (t)8.6%
産出額5位12.4 億円5.5%

・国産エビ類の合計の漁獲量(≒水揚げ量)3位の産地、兵庫県の年間漁獲量は1,118 (t)で、全国シェアは8.6%です。

・産出額は5位で、11.2 億円です。 ※産出額は前年参考値を記載しています。

・兵庫県内の主要産地は「新温泉町、姫路市、淡路市」等です。

注目:富山県(6位)

富山県のエビ類の合計漁獲量についての詳細
富山順位数値全国シェア
漁獲量6位787 (t)6.1%
産出額7位11.6 億円5.2%

・富山県の海老については、特産物である「富⼭湾のシロエビ」が、地域団体商標(地域ブランドのようなもの)として登録されています。
⇒「シロエビ(標準和名はシラエビ)」は、「富⼭湾の宝⽯」の商標でも知られ、県内での飲⾷店では、寿司ネタや揚げ物などとして広く提供されています。

・富山県のエビ類の合計漁獲量は全国6位で、県内の主要産地は「富山市、射水市、高岡市」等です。

注目:福井県(8位)

福井県のエビ類の合計漁獲量についての詳細
福井順位数値全国シェア
漁獲量8位487 (t)3.8%
産出額15位5.8 億円2.6%

・福井県内の主要産地は「坂井市、越前町、福井市」等です。

・福井県では甘エビが多く漁獲されますが、その⽢エビを狙う網の中に稀に⼊る「越前エビ(ガマエビ)」は、幻のエビと呼ばれています。

・福井県のエビ類の合計漁獲量は全国8位で、県内の主要産地は「坂井市、越前町、福井市」等です。

注目:静岡県(12位)

静岡県のエビ類の合計漁獲量についての詳細
静岡順位数値全国シェア
漁獲量12位376 (t)2.9%
産出額2位17.9 億円8.0%

・静岡県の海老については、「駿河湾桜えび(するがわんさくらえび)」「由⽐桜えび(ゆいさくらえび)」が、地域団体商標(地域ブランドのようなもの)として登録されています。

・静岡県のエビ類の合計漁獲量は全国12位で、県内の主要産地は「静岡市、焼津市、沼津市」等です。漁獲量に比べ産出額が高く、静岡県産のエビが高値で取引されていることがうかがえます。

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漁獲量の推移

日本のエビ類の合計漁獲量の推移グラフ2019年まで
年次全国計佐賀北海道兵庫石川愛媛その他
2008年22,4721643,6961,3991,0381,65614,519
2009年19,9571383,5671,3911,0961,78711,978
2010年18,5691233,5401,2377431,56311,363
2011年19,425963,2651,5427201,53112,271
2012年16,009792,9967136621,43310,126
2013年17,3031,1983,0009447521,4529,957
2014年16,2539432,7329819711,2289,398
2015年15,8624902,8691,0171,1581,2159,113
2016年16,7171,6062,0641,3081,1481,0819,510
2017年16,7032,3811,9101,2051,0221,0509,135
2018年14,6532,1451,4101,3361,0029517,809
2019年12,9481,9251,5801,1189938086,524
表:日本のエビ類(海老)の合計漁獲量の推移(単位:トン)

・日本のエビ類の合計漁獲量は、減少傾向で推移しています。
・ただし、2019年現在で全国シェア1位の佐賀県については、漁獲量が増加傾向にあります。

【関連ページ】エビ類(海老)の漁獲量ランキング一覧

※エビ類の漁獲量は、イセエビ・クルマエビ・その他のエビ類と、それらの「合計漁獲量」の区分で集計されています。


【参考資料について】
ランキング表やグラフ等(個別に出典または引用表記のあるものを除く)は、農林水産省・水産庁・総務省またはFAO(国際連合食糧農業機関)によるデータを再編集または一部加工し、食品データ館が作成したものです。

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