【都道府県】みかんの産地・生産量ランキング

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日本のみかん生産量の概要

日本のみかん生産量ランキングのアイキャッチ

ミカン(温州みかん)の生産量、日本一は和歌山県です。

※オレンジ類は別集計です。

2位以降の順位とシェア・推移についても、表とグラフで掲載しています。
目次から任意の項目にジャンプすることもできます。

※なお、世界の生産量ランキングのページもあります。
関連ページ:【世界】みかんの産地・生産量ランキング

※また、日本の「品種別」栽培面積ランキングのページもあります。
関連ページ:【品種別】ミカン(温州みかん)の栽培面積ランキング/シェア

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最新ランキングと国内シェア

※「最新」の意味について:農林水産省による主要な野菜・果物の統計の確報が公表されるのは「翌年の12月頃」です。そのため、2020年(令和2年)の生産量については、2021年12月頃の更新になります。

日本のミカン(温州みかん)生産量の割合グラフ2019年

・「温州(うんしゅう)みかん」は、⽇本⼈が通常イメージする、いわゆる「みかん」と同義です。

・温州みかんは、次の4つの品種に⼤別されます。
【極早⽣(ごくわせ)温州】 ︓9⽉〜10⽉に収穫
【早⽣(わせ)温州 】 ︓10⽉〜12⽉に収穫
【中⽣(なかて)温州】 ︓11⽉〜12⽉に収穫
【普通温州】 ︓1⽉以降に収穫

・ミカン(温州みかん)生産量の日本一は和歌山県で、全国シェアは21.0%です(2019年)。

・生産量1位の和歌山県、2位の愛媛県、3位静岡県の3県あわせて、国内生産量のおよそ半分ほどを生産しています。

順位都道府県生産量シェア(構成比)
全国746,700 (t)
1位和歌山156,600 (t)21.0%
2位愛媛125,400 (t)16.8%
3位静岡85,900 (t)11.5%
4位熊本80,700 (t)10.8%
5位長崎54,000 (t)7.2%
6位佐賀47,800 (t)6.4%
7位広島28,000 (t)3.7%
8位愛知24,600 (t)3.3%
9位福岡20,600 (t)2.8%
10位三重18,400 (t)2.5%
表:都道府県別のミカン(温州みかん)生産量と全国シェア(2019年)
※都道府県名のクリックで、各都道府県の特産物一覧ページを開きます。

1位:和歌山県

和歌山県のミカン生産量についての詳細
和歌山順位数値全国シェア
生産量1位156,600 (t)21.0%
結果樹面積1位6,900 (ha)17.8%

・国産ミカンの生産量(収穫量)1位の産地、和歌山県の年間生産量は156,600 (t)で、全国シェアは21.0%です。

・結果樹面積は1位で、6,900 (ha)です。
⇒これは和歌山県全体の約1.460%を占める広さに相当し、「和歌山県の約68分の1はミカン園」という計算になります。この「都道府県面積に対するミカン結果樹面積の割合」も和歌山県が1位です。

・特に栽培が盛んなのは有⽥地⽅で、「有⽥みかん」として地域団体商標(地域ブランドのようなもの)として登録されており、有⽥みかんだけで全国シェア約9%を占めています。

・また、同じく地域団体商標登録されている海南市下津町産の「しもつみかん」は、3⽉迄出荷される⼈気ブランド「蔵出しみかん」としても知られています。

2位:愛媛県

愛媛県のミカン生産量についての詳細
愛媛順位数値全国シェア
生産量2位125,400 (t)16.8%
結果樹面積2位5,550 (ha)14.3%

・国産ミカンの生産量(収穫量)2位の産地、愛媛県の年間生産量は125,400 (t)で、全国シェアは16.8%です。

・結果樹面積は2位で、5,550 (ha)です。
⇒これは愛媛県全体の約0.978%を占める広さに相当し、「愛媛県の約102分の1はミカン園」という計算になります。

・愛媛県と⾔えばミカンのイメージがありますが、「いよかん」や「不知⽕(デコポン)」など多種多様な柑橘類が栽培されている分、ミカンの栽培と分散している側⾯もあります。

・愛媛県のミカンに関しては、⼋幡浜市真網代及び⽳井産の「真⽳みかん」、⼋幡浜市、⻄宇和郡及び⻄予市三瓶町産の「⻄宇和みかん」が地域団体商標として登録されています。

3位:静岡県

静岡県のミカン生産量についての詳細
静岡順位数値全国シェア
生産量3位85,900 (t)11.5%
結果樹面積3位5,080 (ha)13.1%

・国産ミカンの生産量(収穫量)3位の産地、静岡県の年間生産量は85,900 (t)で、全国シェアは11.5%です。

・結果樹面積は3位で、5,080 (ha)です。
⇒これは静岡県全体の約0.653%を占める広さに相当し、「静岡県の約153分の1はミカン園」という計算になります。

・1⽉以降に収穫される「普通温州」の⽣産量に限れば全国1位で、糖度が⾼く濃厚な「⻘島温州」という品種が主⼒になっています。

・三ヶ⽇地区及びその周辺地域の「三ヶ⽇みかん」が、地域団体商標として登録されています。

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国内生産量の推移

日本のミカン(温州みかん)生産量の推移グラフ2019年まで
年次全国和歌山愛媛静岡熊本長崎その他
2002年1,131,000175,000180,400143,10096,10086,000450,400
2003年1,146,000190,000195,200130,70099,80084,800445,500
2004年1,060,000180,300170,200141,70094,60074,800398,400
2005年1,132,000195,000189,000141,300101,00083,700422,000
2006年841,900153,200125,300118,10075,30054,900315,100
2007年1,066,000185,400168,300146,20097,00075,400393,700
2008年906,100173,800147,300115,50086,20061,600321,700
2009年1,003,000189,000159,400122,10093,00072,200367,300
2010年786,000152,300115,600106,10081,70054,200276,100
2011年928,200181,800150,000128,20090,40055,600322,200
2012年846,300162,600129,900122,40084,40060,300286,700
2013年895,900168,900137,800121,80091,60060,900314,900
2014年874,700173,700128,500124,90094,90064,400288,300
2015年777,800160,200120,600101,20074,80053,500267,500
2016年805,100161,100127,800121,30084,00050,200260,700
2017年741,300144,200120,30081,70085,70052,800256,600
2018年773,700155,600113,500114,50090,40049,700250,000
2019年746,700156,600125,40085,90080,70054,000244,100
表:日本のミカン(温州みかん)生産量の推移(単位:トン)

・日本の温州みかん生産量は、減少傾向で推移しています。

・なお、みかんは果実数が多くなる年(表年)と少なくなる年(裏年)とが交互に発生する傾向があります。
※例えば、2019年生産量3位の静岡県は、2018年では愛媛県を抑えての2位、2017年は熊本県に次ぐ4位となっています。


【参考資料について】
ランキング表やグラフ等(個別に出典または引用表記のあるものを除く)は、農林水産省・水産庁・総務省またはFAO(国際連合食糧農業機関)によるデータを再編集または一部加工し、食品データ館が作成したものです。

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