日本のアンコール生産量の概要

アンコール(アンコールオレンジ)の生産量、日本一は愛媛県です。
2位以降の順位とシェア・推移についても、表とグラフで掲載しています。
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最新ランキングと国内シェア
※「最新」の意味について:農林水産省による統計の確報が公表されるのは「年末から数えて、およそ2年後~2年半後」です(主要な果物に指定されていない特産果樹の場合)。そのため、2021年(令和3年)の生産量については、2024年以降の更新になると思われます。

・アンコール生産量の日本一は愛媛県で、全国シェアは74.0%です(2018年)。
・生産量1位の愛媛県、2位の大分県、3位宮崎県の3県あわせて、国内生産量の約94%を生産しています。
| 順位 | 都道府県 | 生産量 | 全国シェア | 主要産地名(市町村名) |
|---|---|---|---|---|
| – | 全国 | 104.4(t) | – | – |
| 1位 | 愛媛 | 77.3(t) | 74.0% | 八幡浜市、松山市、西条市 |
| 2位 | 大分 | 14.0(t) | 13.4% | 杵築市 |
| 3位 | 宮崎 | 7.0(t) | 6.7% | 日南市 |
| 4位 | 福岡 | 6.1(t) | 5.8% | 糸島市 |
※都道府県名のクリックで、各都道府県の特産物一覧ページを開きます。
1位:愛媛県
| 愛媛 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
|---|---|---|---|
| 生産量 | 1位 | 77.3(t) | 74.0% |
| 栽培面積 | 1位 | 5.0 (ha) | 70.4% |
・国産アンコール生産量(収穫量)1位の産地、愛媛県の年間生産量は77.3(t)で、全国シェアは74.0%です。
⇒愛媛県(人口約134万人)は、「都道府県民1人当たりのアンコール生産量」でも1位にランクしており、1人当たり生産量は約57.73(g)となっています。
・栽培面積は1位で、5.0 (ha)です。
・県内の主要産地は「八幡浜市、松山市、西条市」等です。
2位:大分県
| 大分 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
|---|---|---|---|
| 生産量 | 2位 | 14.0(t) | 13.4% |
| 栽培面積 | 3位 | 0.7 (ha) | 9.9% |
・国産アンコール生産量(収穫量)2位の産地、大分県の年間生産量は14.0(t)で、全国シェアは13.4%です。
⇒大分県(人口約114万人)は、「都道府県民1人当たりのアンコール生産量」でも2位にランクしており、1人当たり生産量は約12.33(g)となっています。
・栽培面積は3位で、0.7 (ha)です。
・県内の主要産地は「杵築市」等です。
3位:宮崎県
| 宮崎 | 順位 | 数値 | 全国シェア |
|---|---|---|---|
| 生産量 | 3位 | 7.0(t) | 6.7% |
| 栽培面積 | 4位 | 0.5 (ha) | 7.0% |
・国産アンコール生産量(収穫量)3位の産地、宮崎県の年間生産量は7.0(t)で、全国シェアは6.7%です。
⇒宮崎県(人口約107万人)は、「都道府県民1人当たりのアンコール生産量」でも3位にランクしており、1人当たり生産量は約6.52(g)となっています。
・栽培面積は4位で、0.5 (ha)です。
・県内の主要産地は「日南市」等です。
国内生産量の推移

| 年次 | 全国 | 愛媛 | 大分 | 宮崎 | 福岡 | 愛知 | その他 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2003年 | 672.7 | 402.9 | 155.0 | 10.0 | 35.3 | 10.0 | 59.5 |
| 2004年 | 704.3 | 389.6 | 182.6 | 10.0 | 35.3 | 10.0 | 76.8 |
| 2005年 | 568.0 | 348.2 | 120.0 | 15.0 | 22.0 | 9.5 | 53.3 |
| 2006年 | 579.9 | 349.6 | 114.0 | 10.0 | 25.4 | 26.3 | 54.6 |
| 2007年 | 404.0 | 265.7 | 102.0 | 0.0 | 23.5 | 9.8 | 3.0 |
| 2008年 | 343.1 | 246.2 | 54.1 | 9.0 | 17.0 | 6.8 | 10.0 |
| 2009年 | 376.5 | 240.7 | 92.0 | 7.0 | 30.0 | 6.8 | 0.0 |
| 2010年 | 310.7 | 230.6 | 50.0 | 6.8 | 16.0 | 0.0 | 7.3 |
| 2011年 | 304.8 | 198.7 | 77.3 | 8.8 | 18.0 | 0.0 | 2.0 |
| 2012年 | 339.3 | 180.5 | 127.0 | 8.8 | 16.0 | 0.0 | 7.0 |
| 2013年 | 224.6 | 158.3 | 44.0 | 8.7 | 13.6 | 0.0 | 0.0 |
| 2014年 | 232.6 | 150.5 | 62.0 | 8.7 | 11.4 | 0.0 | 0.0 |
| 2015年 | 199.3 | 122.5 | 60.0 | 8.4 | 8.4 | 0.0 | 0.0 |
| 2016年 | 171.8 | 99.0 | 54.0 | 7.8 | 11.0 | 0.0 | 0.0 |
| 2017年 | 160.9 | 92.5 | 54.0 | 7.8 | 6.6 | 0.0 | 0.0 |
| 2018年 | 104.4 | 77.3 | 14.0 | 7.0 | 6.1 | 0.0 | 0.0 |
・日本のアンコール生産量は、減少傾向で推移しています。
<世界生産量ランキング>
【世界】グレープフルーツ
【世界】オレンジ
【世界】レモン・ライム
【世界】みかん
<国内生産量ランキング>
【日本】みかん
【日本】天草
【日本】アンコール
【日本】安政柑
【日本】伊予柑
【日本】紅まどんな
【日本】黄金柑
【日本】大橘
【日本】大紅みかん
【日本】カーブチー
【日本】カボス
【参考資料について】
ランキング表やグラフ等(個別に出典または引用表記のあるものを除く)は、農林水産省・水産庁・総務省またはFAO(国際連合食糧農業機関)によるデータを再編集または一部加工し、食品データ館が作成したものです。
